59.29 SET_REQUEST_ECID_CONTEXTプロシージャ
このプロシージャは、実行コンテキストID (ECID) HTTPリクエスト・ヘッダーをg_request_headersに追加します。これにより、アプリケーション・レベルのセキュリティ設定「ECIDを渡す」がオーバーライドされます。
構文
APEX_WEB_SERVICE.SET_REQUEST_ECID_CONTEXT (
p_ecid IN VARCHAR2 DEFAULT AUTO_ECID )パラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
p_ecid |
実行コンテキストの識別子。オプションは次のとおりです:
|
例1
アプリケーション・レベルでは、ECIDヘッダーの送信がオフになります。パラメータを指定せずにset_request_ecid_contextをコールすると、make_rest_requestへの次のコールには、自動的に決定されたECIDを含む"ECID-Context"リクエスト・ヘッダーが設定されます。
BEGIN
apex_web_service.set_request_ecid_context;
END;例2
アプリケーション・レベルでは、ECIDヘッダーの送信がオフになります。ECID値を指定することにより、make_rest_requestへの次のコールに"ECID-Context"リクエスト・ヘッダーが設定されます。
BEGIN
apex_web_service.set_request_ecid_context(
p_ecid => 'my-123456' );
END;例3
アプリケーション・レベルでは、ECIDヘッダーの送信がオンになります。ECID値NULLを指定することにより、make_rest_requestへの次のコールにECID-Contextリクエスト・ヘッダーが設定されません。
BEGIN
apex_web_service.set_request_ecid_context(
p_ecid => null );
END;例4
アプリケーション・レベルでは、ECIDヘッダーの送信がオンになります。ECID値を指定することにより、make_rest_requestへの次のコールでは、自動決定されたECIDのかわりにこの値が使用されます。
BEGIN
apex_web_service.set_request_ecid_context(
p_ecid => 'my-123456' );
END;親トピック: APEX_WEB_SERVICE