6.6.1 トランザクション・タイムアウトの設定

XA参加側サービスから送信されたリクエストがアクティブである期間を指定します。トランザクションのコミットまたはロールバックが指定した期間内に行われないと、トランザクションはロールバックされます。

この値は、トランザクション・イニシエータ・アプリケーションのみに指定します。この値を参加側アプリケーションに指定しても無視されます。

参加側サービスから送信されるリクエストのトランザクション・タイムアウトを設定するには:

  1. MicroTxvalues.yamlファイルのtxMaxTimeoutパラメータに、トランザクションがアクティブなままである最大時間(ミリ秒)を指定します。デフォルト値は60000 msです。
    MicroTxvalues.yamlファイルは、installation_directory/otmm-RELEASE/otmm/helmchartsフォルダにあります。
  2. トランザクション・イニシエータ・サービスのtmm.propertiesファイル内のORACLE_TMM_TRANSACTION_TIMEOUTパラメータで、トランザクションをアクティブにしておく最長期間(ミリ秒)を指定します。トランザクションのコミットまたはロールバックが指定した期間内に行われないと、トランザクションはロールバックされます。デフォルト値(最小値)は60000です。
ORACLE_TMM_TRANSACTION_TIMEOUTの値はtxMaxTimeoutの値をオーバーライドできますが、txMaxTimeoutの値を超えることはできません。たとえば、txMaxTimeoutの値が70000で、ORACLE_TMM_TRANSACTION_TIMEOUTの値が80000の場合、最長タイムアウトは70000ミリ秒に設定されます。txMaxTimeoutの値が90000で、ORACLE_TMM_TRANSACTION_TIMEOUTの値が80000の場合、最長タイムアウトは80000ミリ秒に設定されます。