4.3.13.2 DISCOVER ES

このコマンドは、エンジニアド・システムの既存の構成を検出します。

構文

DISCOVER ES 
   HOSTNAMES = host_names 
   LOCATION = directory_name 

引数

エンジニアド・システムの構成を検出する場合は、次の引数を使用できます。

  • HOSTNAMES: 各ホスト名を「,」またはスペースで区切って、検出するノードのリストを指定します。リストは引用符で囲む必要があります(たとえば、'node1,node2'または'node1 node2')。ユーザー・ドメインがある仮想環境の場合は、管理ドメイン(dom 0)のホスト名およびストレージ・サーバーのみのリストを提供する必要があります。

  • LOCATION: ファイルを作成するターゲット・ディレクトリを指定します。

使用上のノート

DISCOVER ESコマンドの要件と制限は次のとおりです。

  • Exadataでのみサポートされます。ZDLRAはサポートされません。
  • すべてのホストに同じrootパスワードが設定されている必要があります。
  • 検出は、カスタムのオペレーティング・システム・プロファイルおよびカスタマイズしたSQL*Plusプロンプトでは動作しません。
  • RACデータベースのみが検出されます。単一インスタンス・データベースおよびSIHAデータベースは検出されません。
  • Oracle Clusterwareを実行している必要があります。
  • オンライン・データベースのみが検出されます。
  • DISCOVER ESがオペレーティング・システムの認証を使用してSYSDBAとしてデータベースにログインできなかった場合、データベースはスキップされます。
  • Oracle Clusterwareに登録されているデータベース・リソースのみが検出されます。
  • 実行中でない仮想マシンは検出されません。