9.6.4.3 Exadataサーバーからのメトリック観測データのダウンロード

指定したRESTエンドポイントを使用することでExadataサーバーからメトリック・ストリームをダウンロード(プル)できます。これには、システムがファイングレイン・メトリック収集に対して有効になっているか、自動メトリック・アップロード用に構成されているかに関係なく、ストリーミングに対して有効になっているすべてのメトリック(streaming=enabled)が含まれます。

各ストレージ・サーバーでは、RESTエンドポイントのURLは次のようになります。

https://server-name/metricstream/list?stream=true

各データベース・サーバーでは、エンドポイントによってポート7879が使用されます。そのため、URLは次のようになります。

https://server-name:7879/metricstream/list?stream=true

効率を最大にするには、ダウンロード間隔をメトリック収集間隔の倍数にする必要があります。サーバーでファイングレイン・メトリック収集が有効になっている場合(metricFGCollIntvlInSec>0)、ダウンロード頻度をファイングレイン収集間隔で調整します。それ以外の場合は、ダウンロード頻度を標準の1分の収集間隔で調整します。

メトリック・ストリームへのアクセスを容易にするために、ストリームへのアクセス権のみを持つ専用ユーザー・アカウントを使用する必要があります。DBMCLIで次のコマンド・シーケンスを使用するとユーザー・アカウントを適切に構成できます。これは後でRESTエンドポイントへの認証に使用できます。このコマンド・シーケンスにおいては、自分のユーザー名とロール名に置き換えます。

CREATE ROLE metric_collector_role
GRANT PRIVILEGE LIST ON METRICSTREAM ALL ATTRIBUTES WITH ALL OPTIONS TO ROLE metric_collector_role
CREATE USER metric_collector PASSWORD=<password>
GRANT ROLE metric_collector_role TO USER metric_collector