3.5 Oracle Exadata Storage ServerのPMEMデバイスの保守
永続メモリー(PMEM)デバイスは、大容量(HC)またはExtreme Flash (EF)ストレージを持つExadata X8M-2およびX9M-2ストレージ・サーバー・モデル内に存在します。
PMEMデバイスに障害が発生すると、Oracle Exadata System Softwareは障害が発生したデバイスを分離し、デバイスを使用してキャッシュを自動的にリカバリします。
キャッシュがライトバック・モードの場合、リカバリ操作(ミラー復元とも呼ばれる)はミラー・コピーを読み取ることで、失われたデータをリストアします。復元中、グリッド・ディスクのステータスはACTIVE -- RESILVERING WORKING
になります。キャッシュがライトスルー・モードになっている場合、障害が発生したPMEMデバイスのデータはデータ・グリッド・ディスクにすでに保存されており、リカバリは必要ありません。
- デバイス障害によるPMEMデバイスの交換
PMEMデバイスのステータスがFailed
の場合は、Oracle Exadata Storage ServerのPMEMデバイスを交換する必要があります。 - パフォーマンスの低下によるPMEMデバイスの交換
PMEMデバイスのパフォーマンスが低下している場合は、モジュールの交換が必要になることがあります。 - ライトバックPMEMキャッシュの有効化および無効化