3.9.3 データベース・サーバーのバッテリの監視

ノート:

このトピックは、バッテリを使用してディスク・コントローラのキャッシュを保護するExadata X4以前のシステムにのみ適用されます。

ノート:

充電容量が不十分であるか温度が高い場合およびバッテリを交換する必要がある場合、Exadata Storage Serverがアラートを生成します。

データベース・サーバーのバッテリの充電容量と温度は、次のコマンドを使用して監視できます。

ノート:

Oracle Exadata System Software 19.1.0以上を実行している場合は、次のコマンドで/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64/opt/MegaRAID/storcli/storcli64に置き換えます。
# /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -AdpBbuCmd -a0 | grep "Full Charge" -A5 | sort \
| grep Full -A1
次に、コマンドの出力例を示します。
Full Charge Capacity: 1357 mAh
Max Error: 2 %
バッテリの事前交換は、バッテリの容量が800mAhを下回り、最大エラー率が10%を下回る場合に行います。容量が674mAhを下回るか、最大エラー率が10%を超えた場合は、ただちにバッテリを交換してください。
バッテリの温度は、次のコマンドを使用して監視できます。
/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -AdpBbuCmd -a0 | grep BatteryType; \
/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -AdpBbuCmd -a0 | grep -i temper
次に、コマンドの出力例を示します。
BatteryType: iBBU08
Temperature: 38 C
  Temperature                  : OK
  Over Temperature        : No
バッテリの温度が摂氏55度以上である場合は、原因を特定し、問題を解決してください。