1.4 Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用したシステムの監視

Oracle Exadata Database Machineは、Oracle Enterprise Manager Cloud ControlエージェントでOracle ExadataプラグインおよびOracle Systems Infrastructureプラグインを使用して監視できます。Oracle Exadata Database Machineは、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlでシステム・ターゲットとして検出および監視されます。個々のデータベース・サーバー、ストレージ・サーバーおよびスイッチがOracle Exadata Database Machineのシステム・ターゲットにグループ化されるので、グループ単位で監視できます。

Oracle Exadata Storage Serverメトリックは、管理サーバー(MS)によって収集および管理されます。Oracle Enterprise Manager Cloud Controlと一緒に使用すると、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlメトリックとしてメトリックが示されます。

SNMPにより、すべてのExadataサーバー・アラートがOracle Enterprise Manager Cloud Controlに配信されます。Exadataハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントは、Integrated Lights Out Manager (ILOM)およびOracle Exadata System Softwareで次のように監視されます。

  • ハードウェア・コンポーネントは、ILOMによって監視されます。ハードウェア・コンポーネントが障害またはしきい値を超えたことを報告した場合、ILOMはSNMPトラップとして障害をMSに報告します。MSは、トラップを処理してアラートを作成し、アラートをOracle Enterprise Manager Cloud Controlエージェントに配信します。

  • ハードウェアおよびソフトウェア・コンポーネントもMSによって直接監視されます。障害またはしきい値を超えると、MSは、トラップを処理してアラートを作成し、アラートをOracle Enterprise Manager Cloud Controlエージェントに配信します。

エンドユーザーの観点から、2つのタイプのアラートに違いはありません。アラート・メッセージには、アラートを解決するための是正処置が含まれています。

関連項目: