4.10.1 データベース・サーバーでのネットワーク・ルーティングについて

データベース・サーバーには3つの論理ネットワーク・インタフェースが構成されています。

インタフェース名は次のとおりです。

  • 管理ネットワーク: eth0
  • クライアント・アクセス・ネットワーク: bond1またはbondeth0
  • RDMAネットワーク・ファブリック・ネットワーク: bond0bondib0またはib0ib1、またはre0re1

ノート:

この項のタスクは、Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.2.1より前に構成されたOracle Exadata Database Serverを対象としています。

Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.2.3.0以上では、管理ネットワークへの接続の応答は管理ネットワーク・インタフェース上で送信され、クライアント・アクセス・ネットワークへの接続の応答はクライアント・アクセス・ネットワーク・インタフェース上で送信されます。

Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.2.3.0より前のリリースでは、管理ネットワーク上またはプライベートInfiniBandネットワーク上のIPアドレス以外を宛先としたアウトバウンド・トラフィックはデフォルト・ルートとしてクライアント・アクセス・ネットワークを使用して送信されます。この項のタスクではルーティングを変更するため、管理ネットワークに着信するトラフィックの応答は、管理ネットワークで送信されます。同様に、クライアント・ネットワークに着信するトラフィックの応答は、クライアント・ネットワークで送信されます。

ネットワーク・ルーティングのタスクは、ブート時ルーティングかリアルタイム・ルーティングかによって異なります。次の点はどちらのタイプのルーティングにも当てはまります。

  • これらのタスクは、Oracle Exadata System Softwareリリース11.2.2.3.0より前のリリースを実行しているデータベース・サーバーを対象としています。

  • これらのタスクでは次のサンプルIPアドレス、ネットマスクおよびゲートウェイを使用します。

    • 管理ネットワークのIPアドレスは10.149.49.12、ネットマスクは255.255.252.0 (ネットワーク10.149.48.0/22)、ゲートウェイは10.149.48.1です。

    • クライアント・アクセス・ネットワークのIPアドレスは10.204.78.15、ネットマスクは255.255.255.0 (ネットワーク10.204.78.0/24)、ゲートウェイは10.1.78.1です。

ノート:

データベース・サーバーに他のネットワークが構成されている場合は、それらのネットワークにファイルを設定してください。