3.1 インタフェース名の変更

RoCEネットワーク・ファブリック (X8M以降)を備えたシステムでは、結合イーサネット・クライアント・ネットワークにBONDETH0が使用されます。

InfiniBandネットワーク・ファブリック(X3からX8)を含む後続のシステムでは、通常、BONDIB0およびBONDETH0が、結合RDMAネットワーク・ファブリックおよび結合Ethernetクライアント・ネットワークにそれぞれ使用されます。

Oracle Exadata Database Machine X2-2およびそれ以前のシステム(X4170およびX4275サーバー搭載)では、BOND0およびBOND1が、それぞれ結合RDMAネットワーク・ファブリックおよび結合イーサネット・クライアント・ネットワークの名前です。

既存のOracle Exadataに新しいサーバーを追加する場合は、データベース・サーバーが結合構成に同じ名前を使用していることを確認してください。既存のサーバー・インタフェース名に合せて、新しいデータベース・サーバーを変更したり、新しいサーバーに合せて、既存のサーバー・インタフェース名およびOracle Cluster Registry (OCR)構成を変更できます。

インタフェース名の変更後、次の手順を実行します。

  1. RDMAネットワーク・ファブリックのエントリが一致するように、データベース・サーバーの/etc/sysctl.confファイルのエントリを編集します。編集前のファイル・エントリの例は、次のとおりです。片方のセットのエントリは、もう一方のセットと一致するように変更する必要があります。

    Found in X2 node
    
    net.ipv4.neigh.bondib0.locktime = 0
    net.ipv4.conf.bondib0.arp_ignore = 1
    net.ipv4.conf.bondib0.arp_accept = 1 
    net.ipv4.neigh.bondib0.base_reachable_time_ms = 10000
    net.ipv4.neigh.bondib0.delay_first_probe_time = 1
    
    Found in V2 node
    
    net.ipv4.conf.bond0.arp_accept=1
    net.ipv4.neigh.bond0.base_reachable_time_ms=10000
    net.ipv4.neigh.bond0.delay_first_probe_time=1
    
  2. sysctl.confファイルに変更を保存します。

  3. 新しい名前がOCRの現在の名前と異なる場合、OCR構成を変更するには、oifcfgユーティリティを使用します。Oracle Exadata Storage Serverのインタフェース名は変更する必要はありません。

  4. 次のように、新しいハードウェアの構成を続行します。

関連項目:

RDMAネットワーク・ファブリック情報の変更に関する詳細は、Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイドを参照してください。