3.4 ユーザー等価の設定
サーバーがオンラインになった後、ユーザー等価を構成してすべてのサーバーを含めることができます。
配線後ユーティリティを実行する前に、この手順を実行する必要があります。
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SSHを使用して新しい各サーバーに手動でログインし、パスワードが正しく各サーバーにログインできることを確認します。
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すべてのサーバーの
dbs_group
およびcell_group
ファイルを変更して、すべてのサーバーを含めます。-
最初の既存のデータベース・サーバーに新しいディレクトリを作成します。
# mkdir /root/new_group_files # mkdir /root/old_group_files # mkdir /root/group_files
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新しいサーバーのグループ・ファイルを
/root/new_group_files
ディレクトリにコピーします。 -
既存のサーバーのグループ・ファイルを
/root/old_group_files
ディレクトリにコピーします。 -
既存のサーバーのグループ・ファイルを
/root/group_files
ディレクトリにコピーします。 -
グループ・ファイルを更新して既存のサーバーと新しいサーバーを含めます。
cat /root/new_group_files/dbs_group >> /root/group_files/dbs_group cat /root/new_group_files/cell_group >> /root/group_files/cell_group cat /root/new_group_files/all_group >> /root/group_files/all_group cat /root/new_group_files/dbs_priv_group >> /root/group_files/dbs_priv_group cat /root/new_group_files/cell_priv_group >> /root/group_files/cell_priv_group cat /root/new_group_files/all_priv_group >> /root/group_files/all_priv_group
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更新したグループ・ファイルをデフォルトのグループ・ファイルにします。更新したグループ・ファイルには、既存のサーバーと新しいサーバーが含まれます。
cp /root/group_files/* /root cp /root/group_files/* /opt/oracle.SupportTools/onecommand
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更新したグループ・ファイルのコピーを
root
ユーザー、oracle
ユーザーおよびOracle Grid Infrastructureユーザーのホーム・ディレクトリに置き、ファイルがそれぞれのユーザーに所有されていることを確認します。
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既存および新しいデータベース・サーバーの
/etc/hosts
ファイルを変更して、データベース・サーバーおよびストレージ・サーバーの既存のRDMAネットワーク・ファブリックIPアドレスを含めます。既存および新しいall_priv_group
ファイルをこのステップに使用できます。ノート:
あるサーバーから別のサーバーに/etc/hosts
ファイルをコピーしないでください。各サーバーのファイルを編集します。 -
次のコマンドを使用して、既存のデータベース・サーバーのいずれかの
root
ユーザーとしてsetssh-Linux.sh
スクリプトを実行して、すべてのサーバーのユーザー等価を構成します。最初のデータベース・サーバーを使用することをお薦めします。# /opt/oracle.SupportTools/onecommand/setssh-Linux.sh -s -c N -h \ /path_to_file/all_group -n N
前述のコマンドのpath_to_fileは、既存および新しいサーバーの名前が含まれる
all_group
ファイルのディレクトリ・パスです。ノート:
Oracle Exadata Database Machine X2-2 (X4170およびX4275サーバー搭載)システムの場合、
setssh.sh
コマンドを使用して、ユーザー等価を構成します。setssh.sh
コマンドのコマンドライン・オプションは、setssh-Linux.sh
コマンドと異なります。正しい構文を表示するには、パラメータを指定せずにsetssh.sh
を実行します。 -
RDMAネットワーク・ファブリックを使用して、既知のホストを追加します。このステップを実行するには、すべてのデータベース・サーバーがInfiniBandインタフェース経由でアクセスできる必要があります。
# /opt/oracle.SupportTools/onecommand/setssh-Linux.sh -s -c N -h \ /path_to_file/all_priv_group -n N -p password
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等価が構成されていることを確認します。
# dcli -g all_group -l root date # dcli -g all_priv_group -l root date
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次のコマンドを使用して、既存のデータベース・サーバーのいずれかで
oracle
ユーザーとしてsetssh-Linux.sh
スクリプトを実行し、すべてのサーバーのユーザー等価を構成します。最初のデータベース・サーバーを使用することをお薦めします。Oracle Grid Infrastructureソフトウェアの別の所有者が存在する場合、所有者ごとに同様のコマンドを実行します。$ /opt/oracle.SupportTools/onecommand/setssh-Linux.sh -s -c N -h \ /path_to_file/dbs_group -n N
前述のコマンドのpath_to_fileは、
dbs_group
ファイルのディレクトリ・パスです。ファイルには、既存のサーバーと新しいサーバーの名前が含まれます。ノート:
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Oracle Exadata Database Machine X2-2 (X4170およびX4275サーバー搭載)システムの場合、
setssh.sh
コマンドを使用して、ユーザー等価を構成します。 -
このステップのために、
setssh-Linux.sh
ファイルの権限を一時的に755に変更することが必要になる場合があります。このステップが完了したら、権限を元の設定に戻します。
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RDMAネットワーク・ファブリックを使用して、既知のホストを追加します。このステップを実行するには、すべてのデータベース・サーバーがInfiniBandインタフェース経由でアクセスできる必要があります。
$ /opt/oracle.SupportTools/onecommand/setssh-Linux.sh -s -c N -h \ /root/group_files/dbs_priv_group -n N
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等価が構成されていることを確認します。
$ dcli -g dbs_group -l oracle date $ dcli -g dbs_priv_group -l oracle date
別のOracle Grid Infrastructureユーザーが存在する場合は、そのユーザーにも前述のコマンドを実行し、
oracle
ユーザーのかわりにgrid
ユーザー名を使用します。
親トピック: 新しいハードウェアの構成