2.1.14.7 インメモリー列指向の高速JSON問合せ

Oracle Database 23aiおよびOracle Database In-Memoryと組み合せたOracle Exadata System Softwareリリース24.1.0では、JSONドキュメント内のデータのインメモリー列指向キャッシングが導入されています。Oracle Database 21cで導入されたJSONデータ型またはOracle Database 19cで使用可能なOSON形式のBLOBデータ型を使用してExadataでJSONデータが検出されると、JSONのキー/値ペアは透過的かつ自動的にインメモリー列形式に変換され、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュに格納されます。

JSONデータに対する後続の問合せでは、Exadataスマート・スキャンおよびキャッシュされたJSONデータを使用して、JSON演算子の処理をExadataストレージにオフロードし、問合せパフォーマンスを大幅に向上させることができます。Exadataスマート・スキャンでサポートされているJSON演算子には、JSON_EXISTSJSON_VALUEJSON_QUERYIS JSONおよびIS NOT JSONがあります。