8.2.3 ストレージ・サーバーのシステム・パーティションの新しい構成

以前の世代のOracle Exadata Database Machineでは、スロット0と1で2つのディスクの一部をシステム・パーティションとして使用していました。これは、オペレーティング・システムおよびOracle Exadata System Softwareがインストールされる場所です。Oracle Exadata Database Machine X7以降では、システム・パーティション専用に2つのM.2ディスクがあります。Oracle Exadata Storage Server X7-2 High Capacityのすべてのハード・ディスクおよびOracle Exadata Storage Server X7-2 Extreme Flashのすべてのフラッシュ・ディスクは、データ・ストレージ専用になっています。

この構成では、システムI/OとデータI/Oを分離して、スロット0と1のデータ・ディスク上のパフォーマンスを改善しました。ストレージ・サーバーのディスクはスロット0と1でディスク全体で作成でき、すべてのディスクでサイズは統一されています。

さらに、Oracle Exadata System Softwareでは、最新のインテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジ・エンタープライズ(インテルRSTe) RAIDを使用して、M.2ディスク上にシステム・パーティションを作成し、従来のソフトウェアRAIDよりも高速なパフォーマンスを提供し、データ保護を強化しています。

Oracle Exadata System Softwareでは、M.2ディスクのオンライン交換もサポートしています。M.2ディスクは、サーバーのダウンタイムなしで交換できます。

詳細は、Oracle Exadata Database Machineメンテナンス・ガイドExadata Storage ServerのM.2ディスクの保守を参照してください。

最低限必要なソフトウェア:

  • Oracle Exadata System Software 18c (18.1.0)

  • Oracle Exadata Database Machine X7-2またはOracle Exadata Database Machine X7-8