9.6.9 AWRレポートのOracle Exadata Storage Server Softwareパフォーマンス統計情報
Exadata Storage Serverの構成とパフォーマンスの統計情報は、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)で収集され、そのデータをAWRレポートで表示できます。AWRレポートのOracle Exadataセクションは、HTMLまたはアクティブ・レポート形式で表示できます。
次のセクションが、AWRレポートの3つの主要なセクションです。
-
Exadata Server構成: ハードウェアモデル情報、ソフトウェア・バージョンおよびストレージ構成
-
Exadata Serverシステム状態レポート: オフラインのディスクとオープン・アラート
-
Exadataパフォーマンス統計情報: オペレーティング・システム統計情報、ストレージ・サーバー・ソフトウェア統計情報、スマート・スキャン統計情報およびデータベースごとの統計情報
AWRレポートは、特定のインスタンスまたはデータベースに制限されず、ストレージ・レベルでパフォーマンス統計を提供します。これは、あるデータベースが別のデータベースのパフォーマンスに影響を及ぼす場合の事例を解析するのに役立ちます。
特定の色を使用して構成の相違が強調表示されるため、分析が簡単です。たとえば、他のセルとソフトウェア・リリースが異なるセルや、他のセルとメモリー構成が異なるセルが強調表示されます。
異常値は自動的に解析、表示されるため、パフォーマンス分析が簡単です。異常値は、適切にカラー表示され、詳細な統計情報にリンクされます。
最小ソフトウェア: Oracle Databaseリリース12.1.0.2、およびOracle Exadata Storage Server Softwareリリース12.1.2.1.0。