9.3.11 ストレージ・サーバーの電源切断時の冗長性チェック
前面の電源ボタンを押すか、ILOMを実行してストレージ・サーバーの正常な停止を試みると、ストレージ・サーバーはASMデータの冗長性チェックを実施します。ストレージ・サーバーを停止すると、データの冗長性が低下して、ASMディスク・グループの強制ディスマウントが生じる可能性がある場合は、停止が取り消され、ストレージ・サーバーの停止は安全でないことをユーザーに警告するために、次のようにLEDが点滅します。
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大容量セルでは、すべてのハード・ドライブ上のすべての3つのLEDが10秒間点滅します。
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エクストリーム・フラッシュ・セルでは、取外しOKの青色のLEDが10秒間点滅し、オレンジ色のLEDが点灯します。
ストレージ・サーバーではハード・リセットを実行しないでください。
冗長性の低下により、ストレージ・サーバーを安全に停止できない場合(コマンド"cellcli -e list griddisk attributes name, deactivationOutcome
"を実行すると、オフライン・ディスクと異常なディスクがすべて表示されます)、先にデータ冗長性をリストアする必要があります。オフライン・ディスクが他にある場合は、そのディスクをオンラインに戻して再同期が終了するのを待機します。障害ディスクを強制削除するために実行中のリバランス、またはフラッシュ・キャッシュのエラーを書き戻した後でデータ・ブロックを復元するために実行中のミラー復元がある場合、リバランスまたはミラー復元が完了するまで待機する必要があります。データ冗長性がリストアされたら、ストレージ・サーバーの停止を続行できます。