6.2.4.2 chuser

ユーザーの属性を変更したり、APIキーをアップロードします。

用途

chuserコマンドを使用すると、既存のExascaleユーザーの属性を変更したり、ユーザーのAPIキーを管理できます。

構文

chuser user-ID [ --attributes attribute=value[,attribute=value] ... ] [ --privilege privileges ] [ --public-key-file1 public-key ] [ --public-key-file2 public-key ] [ --public-key-file3 public-key ] [ --rm-public-key1 ] [ --rm-public-key2 ] [ --rm-public-key3 ]

コマンド・オプション

chuserコマンドのオプションは、次のとおりです:
  • user-ID: 操作の対象となるユーザーの一意のユーザーIDを識別します。lsuserコマンドを使用すると、各ユーザーのIDを検出できます。

  • --attributes: オプションで、ユーザーの属性の値を指定します。

  • --privilege: ユーザーの権限を変更します。privileges値は、[+|-]privilege-1|privilege-2|...形式の1つ以上の権限のリストです。

    権限は、no_privilegecellsrvegserssysedsusredsbsmbswmsvlt_managevlt_usevlt_readvlt_inspectcl_admincl_operatorcl_monitoron_behalf_ofuser_createsystem_restoreのいずれかです。詳細は、「ユーザー権限」を参照してください。

    no_privilegeは、他のタイプの権限と組み合せることはできません。組み合せると、エラーが返されます。

    ボールトの最上位レベルの権限(vlt_managevlt_usevlt_readおよびvlt_inspect)は相互に排他的です。2つ以上を組み合せると、エラーが返されます。

    クラスタ権限(cl_admincl_operatorおよびcl_monitor)は相互に排他的です。2つ以上を組み合せると、エラーが返されます。

    権限文字列の先頭にあるオプションのプラス記号(+)は、指定された権限がユーザーの既存の権限に追加されることを示します。権限文字列の先頭にあるオプションのマイナス記号(-)は、指定された権限がユーザーの既存の権限から削除されることを示します。それ以外の場合、ユーザーの既存の権限は、指定された権限によって上書きされます。

  • --public-key-file1: スロット1の新しい公開キーをアップロードします。

  • --public-key-file2: スロット2の新しい公開キーをアップロードします。

  • --public-key-file3: スロット3の新しい公開キーをアップロードします。

  • --rm-public-key1: スロット1の公開キーを削除します。

  • --rm-public-key2: スロット2の公開キーを削除します。

  • --rm-public-key3: スロット3の公開キーを削除します。

例6-30 ユーザーの名前の変更

この例では、指定したユーザーの名前がSCOTTYに変更されます。

@> chuser 59f6dce4-5687-4728-8751-acfe99089be2 --attributes name=SCOTTY

例6-31 ユーザーへのボールトの最上位レベルの読取り権限の割当て

この例では、ボールトの最上位レベルの読取り権限が、指定したユーザーに割り当てられます。

@> chuser 59f6dce4-5687-4728-8751-acfe99089be2 --privilege vlt_read