6.2.8.8 mkfile

ファイルを作成します。

用途

mkfileコマンドは、ボールト内にファイルを作成します。

構文

mkfile filename [ --template template ] [ --attributes attribute=value[,attribute=value] ... ]

コマンド・オプション

mkfileコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • filename: 作成するファイルの名前を指定します。ファイル名にワイルドカード文字を含めることはできません。ファイル名は1つのみ指定できます。

  • --template: 指定されたテンプレートを使用してファイルを作成します。

  • --attributes: オプションで、変更する属性を指定します。

    describe mkfileコマンドを使用して、mkfileで設定できるすべてのファイル属性の詳細を表示します。

使用上のノート

このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:

  • ファイル・サイズを設定するには、size属性を指定します。

    ファイル・サイズは、接尾辞KKBMMBGGBTTBを使用して指定できます。接尾辞は、大/小文字が区別されません。

    ファイル・サイズの設定に関係なく、ストレージ領域はファイルの内容が書き込まれる際にのみ物理的にマテリアライズされます。そのため、mkfileコマンドの後、ファイルは、最初は物理ストレージ領域を消費しません。ファイルが物理ストレージ領域を消費するのは、データが書き込まれるときのみです。

  • ファイル・ストレージ属性(contentTypemediaTypeおよびredundancy)のいずれかを設定した場合、指定した値はデフォルト・テンプレートの設定をオーバーライドします。

    ファイル・ストレージ属性の詳細は、「ファイル・ストレージ属性」を参照してください。

  • Exascaleファイル・タイプを設定するには、fileType属性を指定します。

    すべてのExascaleファイル・タイプは、Exascaleテンプレートに関連付けられています。そのため、ESCLI lstemplateコマンドを使用して、Exascaleファイル・タイプの完全なリストを表示できます。次に例を示します:

    @> lstemplate --cluster
    @> lstemplate --vault VAULT1

例6-102 ボールトでのファイルの作成

次の例では、ボールトMYDATA内にxという名前のファイルを作成します。

@MYDATA/> mkfile x --attributes size=20k
File created.

@MYDATA/> ls -l
  20.0k   08 Jan 15:53 x