6.2.9.4 rmtemplate

ファイル・テンプレートを削除します。

用途

rmtemplateコマンドは、ボールトまたはクラスタに関連付けられたExascaleファイル・テンプレートを削除します。

構文

rmtemplate [ --vault vault ] [ --cluster ] [ --file-type file-type ] [ --name template-name ]

コマンド・オプション

次のrmtemplateコマンド・オプションを1つ以上指定して、削除するテンプレートを識別します:
  • --vault: 指定されたボールトに関連付けられたテンプレートを指定します。

  • --cluster: クラスタに関連付けられたテンプレートを指定します。

  • --file-type: 指定されたファイル・タイプに関連付けられたテンプレートを指定します。

  • --name: 指定された名前のユーザー定義テンプレートを指定します。

使用上のノート

このコマンドを使用する際は、次の情報に注意してください:

  • クラスタに関連付けられたファイル・タイプ・テンプレートは削除できません。

例6-128 ユーザー定義のクラスタ全体のテンプレートの削除

この例では、T1という名前のユーザー定義テンプレートを削除します。--vault--clusterも指定されていないため、テンプレートはクラスタに関連付けられ、ESCLIセッションの現在の作業ディレクトリはルート・ディレクトリです。

@> rmtemplate --name T1

例6-129 ユーザー定義のボールト固有のテンプレートの削除

この例では、T2という名前のユーザー定義テンプレートを削除します。--vault--clusterも指定されていないため、テンプレートはVAULT1という名前のボールトに関連付けられ、ESCLIセッションの現在の作業ディレクトリはVAULT1内にあります。

@VAULT1> rmtemplate --name T2

例6-130 ユーザー定義のボールト固有のテンプレートの削除

この例では、VAULT1という名前のボールトに関連付けられたT3という名前のユーザー定義テンプレートを削除します。

@> rmtemplate --name T3 --vault VAULT1

例6-131 ユーザー定義のクラスタ全体のテンプレートの削除

この例では、T4という名前のユーザー定義のクラスタ全体のテンプレートを削除します。--clusterオプションは、ESCLIセッションの現在の作業ディレクトリがVAULT1内にあるという事実をオーバーライドします。

@VAULT1> mktemplate --name T4 --cluster

例6-132 特定のボールトおよびファイル・タイプのテンプレートの削除

この例では、DATAFILEファイル・タイプおよびVAULT1という名前のボールトに関連付けられたテンプレートを削除します。

@> rmtemplate --file-type DATAFILE --vault VAULT1