7.7.1.9 ALTER METRICDEFINITION
用途
ALTER METRICDEFINITION
コマンドは、様々なメトリック属性を制御します。
構文
ALTER METRICDEFINITION metric_name [, metric_name ]... attribute_name = attribute_value [, attribute_name = attribute_value]...
ALTER METRICDEFINITION attribute_name = attribute_value [, attribute_name = attribute_value]... attribute_filters
使用上のノート
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このコマンドの説明:
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metric_name: 変更する特定のメトリック定義を指定します。
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attribute_filters: 属性値に従ってフィルタ処理することで、変更するメトリック定義を指定します。
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attribute_name=attribute_value: 属性設定を指定します。
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finegrained
属性により、メトリックでファイングレイン収集を有効にするかどうかを制御します。ファイングレイン収集のメトリックを有効にするには
finegrained=enabled
を指定し、メトリックのファイングレイン収集を無効にするにはfinegrained=disabled
を指定します。 -
streaming
属性は、メトリックをメトリック・ストリームに含めるかどうかを制御します。メトリック・ストリームにメトリックを含めるには
streaming=enabled
を指定し、メトリック・ストリームからメトリックを除外するにはstreaming=disabled
を指定します。 -
retentionPolicy
属性は、メトリック観測データの保存ポリシーを指定します。retentionPolicy=Default
の場合、関連するメトリックの保存期間はmetricHistoryDays
セル属性によって管理されます。retentionPolicy=Annual
の場合、関連するメトリックの保存期間は1年です。デフォルトでは、主要なメトリックのサブセットは最大1年間(
retentionPolicy=Annual
)保持されます。Oracle Exadata System Softwareで定義された元の
retentionPolicy
設定にメトリックをリストアするには、retentionPolicy
属性を空の文字列(retentionPolicy=''
)に設定します。ただし、
retentionPolicy
設定に関係なく、サーバーがメトリック履歴リポジトリのストレージ領域不足を検出すると、履歴メトリック観測データは自動的にパージされます。
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デフォルトでは、ファイングレイン収集に対して自動的に一連のキー・パフォーマンス・メトリックが有効になり、メトリック・ストリームに自動的に含まれます。ただし、
finegrained
およびstreaming
属性は個別にカスタマイズできます。つまり、メトリック・ストリームに含めることなく、ファイングレイン収集のメトリックを有効にできます。同様に、メトリックがファイングレイン収集に含まれていない場合は、メトリック・ストリームにメトリックを含めることができます。
例7-58 特定のメトリック定義の変更
この例では、イーサネット・ネットワーク・インタフェース転送速度(N_NIC_KB_TRANS_SEC
)を示すメトリックのファイングレイン・メトリック収集を有効にするコマンドを示します。
CellCLI> ALTER METRICDEFINITION N_NIC_KB_TRANS_SEC finegrained=enabled
例7-59 メトリック定義のリストの変更
この例では、リストした一連のメトリックのファイングレイン・メトリック収集を無効にするコマンドを示します。
CellCLI> ALTER METRICDEFINITION N_MB_SENT,N_MB_RECEIVED finegrained=disabled
例7-60 フィルタの使用によるメトリック定義の変更
この例では、属性フィルタで指定されたすべてのメトリックをメトリック・ストリームに含めるコマンドを示します。
CellCLI> ALTER METRICDEFINITION streaming=enabled WHERE name LIKE 'N_NIC.*'
親トピック: ALTER