7.7.4.5 CREATE FLASHLOG

用途

CREATE FLASHLOGコマンドは、REDOログの書込みリクエスト用として、セル上にOracle ExadataスマートFlash Logを作成します。

構文

CREATE FLASHLOG { ALL [ FLASHDISK ] [ size=log_size ] | 
          CELLDISK='cdisk1[,cdisk2]...' [ , size=log_size ] }

使用上のノート

CREATE FLASHLOGコマンドでは、カンマ区切りのフラッシュ・セル・ディスクのリストを使用できます。コマンドでサイズを指定する場合、サイズはセル・ディスク全体で均等に分割され、その合計が指定したサイズに等しくなります。サイズが指定されていない場合は、デフォルトのサイズ512MBが使用されます。

各フラッシュ・ディスク上のOracle ExadataスマートFlash Log領域のサイズは4GB未満に設定する必要があります。使用可能なフラッシュ・ディスクが全部で16の場合は、Oracle ExadataスマートFlash Logの合計サイズを64GB未満にする必要があります。

グリッド・ディスクやフラッシュ・キャッシュ内領域と同様に、Flash Logの領域は割当て単位と呼ばれる16MB単位で割り当てられます。Flash Logの作成時にsize属性を指定した場合は、指定したサイズ以下の割当て単位の倍数の中で、最も大きいサイズが割当てサイズになります。たとえば、size属性に300Mが指定されている場合、16の倍数で300以下の最も大きい値は288になるため、288MB(16×18)が割り当てられます。

最低でも1割当て単位が常に割り当てられるため、Flash Logの最小サイズは16MBになります。16MB未満のサイズ値は16MBに繰り上げられます。

ALL FLASHDISK引数では、すべてのフラッシュ・セル・ディスク上にOracle ExadataスマートFlash Logを作成します。ALL引数を指定しない場合は、CELLDISK引数を指定する必要があります。FLASHDISK引数は省略可能です。

ノート:

CREATE FLASHCACHEコマンドでは、各フラッシュ・ディスク上の使用可能なすべての領域がデフォルトで使用されます。このため、フラッシュ・キャッシュを作成する前にCREATE FLASHLOGコマンドを使用して、両方のオブジェクトによるフラッシュ・ディスク領域の使用量が正しいことを確認します。

Flash Logのサイズを変更するには、DROP FLASHLOGコマンドを使用してFlash Logを削除し、次にCREATE FLASHLOGコマンドで新しいサイズのFlash Logを作成します。

次の例は、セル上にOracle ExadataスマートFlash Logを作成する方法を示しています。

例7-83 Oracle ExadataスマートFlash Logの作成

CellCLI> CREATE FLASHLOG ALL

CellCLI> CREATE FLASHLOG ALL SIZE=1g

CellCLI> CREATE FLASHLOG ALL FLASHDISK

CellCLI> CREATE FLASHLOG CELLDISK='fd1,fd2,fd3,fd4'