7.7.5.12 DESCRIBE IBPORT

用途

DESCRIBE IBPORTコマンドは、InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用するシステム上のIBPORTオブジェクト・タイプの属性のリストを表示します。

ノート:

このコマンドは、Oracle Exadata X8Mシステムには適用されません。

構文

DESCRIBE IBPORT

使用上のノート

DESCRIBE IBPORTコマンドの属性には、次のものがあります。

  • activeSlave: 対象のポートが、ボンディングされたIPの現在アクティブなポートかどうかを示すインジケータ。

  • dataRate: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのデータ速度。

  • hcaFWVersion: ホスト・チャネル・アダプタのファームウェアのバージョン。

  • id: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのグローバル一意識別子(GUID)。

  • lid: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのローカル識別子。サブネット内で一意であり、スイッチによって16ビットの識別子がネットワーク内のルーティングに使用されます。

  • linkDowned: ポートのトレーニング・ステート・マシンがリンク・エラーのリカバリ処理に失敗し、リンクがダウンした回数。

  • linkIntegrityErrs: リンク完全性エラーの数。

  • linkRecovers: ポートのトレーニング・ステート・マシンがリンク・エラーのリカバリ処理を正常に完了した回数。

  • name: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートの名前。

  • physLinkState: 物理リンクの状態。

  • portNumber: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートのポート番号。

  • rcvConstraintErrs: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した受信制約エラーの数。

  • rcvData: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで受信した32ビット・データのワード数。

  • rcvErrs: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで受信した、エラーを含むパケットの数。

  • rcvRemotePhysErrs: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した物理エラーの数。

  • status: リンクのステータス。

  • symbolErrs: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生したマイナー・リンク・エラーの数。

  • vl15Dropped: リソースの制約(バッファ不足など)が原因で、InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートによって廃棄された着信のVL15パケットの数。

  • xmtConstraintErrs: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで発生した送信制約エラーの数。

  • xmtData: InfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで送信した32ビット・データのワード数。

  • xmtDiscards: ポートのダウンまたは輻輳によってInfiniBandネットワーク・ファブリック・ポートで破棄されたアウトバウンド・パケットの数。

例7-105 IBPORTオブジェクトの説明

次の例は、InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用するシステムでのIBPORTオブジェクトを指定したDESCRIBEコマンドを示しています。

CellCLI> DESCRIBE IBPORT

        name
        activeSlave
        dataRate
        hcaFWVersion
        id
        lid
        linkDowned
        linkIntegrityErrs
        linkRecovers
        physLinkState
        portNumber
        rcvConstraintErrs
        rcvData
        rcvErrs
        rcvRemotePhysErrs
        status
        symbolErrs
        vl15Dropped
        xmtConstraintErrs
        xmtData
        xmtDiscards