7.7.6.3 DROP CELLDISK
用途
DROP CELLDISK
コマンドは、セルからすべてのセル・ディスクまたは指定した名前のセル・ディスクを削除します。
このコマンドは、セル・ディスクに障害が発生した場合や、新しいモデルに交換した場合に必要です。
セル・ディスクを削除する前に、関連するOracle ASMディスク・グループまたはExascaleストレージ・プールから対応するグリッド・ディスクを削除してから、グリッド・ディスクを削除してください。
構文
DROP CELLDISK { ALL [[ CAPACITYOPTIMIZED | PERFORMANCEOPTIMIZED ] FLASHDISK | HARDDISK ] | cdisk_name [, cdisk_name]... }
[ERASE = value [NOWAIT]] [FORCE]
使用上のノート
- セル・ディスクを個別に指定すると、指定した名前のセル・ディスク(cdisk_name)が削除されます。
CELLDISK
に関連付けられているLUN
に自動作成のフラグが付いている場合、LUN
はセル・ディスクとともに削除されます。ALL
オプションを指定すると、セル上のすべてのセル・ディスクが削除されます。-
FLASHDISK
オプションでは、DROP CELLDISK
コマンドの対象をフラッシュ・ディスクであるセル・ディスクに制限します。Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0以降では、オプションで、
FLASHDISK
の前にCAPACITYOPTIMIZED
またはPERFORMANCEOPTIMIZED
を指定して、指定したフラッシュ・メディア・タイプのみに一致するセル・ディスクを削除できます。 HARDDISK
オプションでは、DROP CELLDISK
コマンドの対象をハード・ディスクであるセル・ディスクに制限します。DROP CELLDISK
の発行時にセル・ディスクにグリッド・ディスクが構成されている場合は、FORCE
オプションを使用する必要があります。このオプションを指定しないとエラーがレポートされます。FORCE
オプションを指定すると、グリッド・ディスクが最初に削除され、その後にセル・ディスクが削除されます。- 指定したセル・ディスクにフラッシュ・キャッシュが含まれていて、そのフラッシュ・キャッシュが
writeback
モードになっている場合は、セル・ディスクを削除できません。 -
Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0以降、Oracle Exadata Database Machine X5以上で
1pass
、3pass
または7pass
方式を使用してハード・ディスクまたはフラッシュ・ディスクを消去するように指定した場合、Oracle Exadata System Softwareは自動的にSecure Eraserを起動してディスクを消去します。Secure Eraserは、適切で高速な暗号消去方法を使用してディスクを消去できるかどうかを決定します。一部のディスクが適格である場合、暗号消去方式を使用してそれらのディスクを消去し、最初にリクエストされた方式(1/3/7パス)が他のディスクで使用されます。この機能はシステム・ディスクでは使用されません。 ERASE
オプションでは、ディスクの内容を上書きして消去します。値を次に示します。1pass
: 1つのパスで、内容が0(ゼロ)で上書きされます。このオプションはフラッシュ・ドライブには適用できません。3pass
: 3つのパスで、内容が設定済のデータ・パターンで上書きされます。このオプションは、米国国家核安全保障局(NNSA)の勧告に従っています。このオプションはフラッシュ・ドライブには適用できません。この値はフラッシュ・ドライブには使用できません。7pass
: 7つのパスで、ディスクが設定済のデータ・パターンで上書きされます。このオプションは、米国国防総省(DOD)の勧告に準拠しています。
各ディスクおよび消去方法のおおよその消去時間については、表7-2を参照してください。
NOWAIT
オプションとERASE
オプションを組み合せて使用し、コマンドを非同期で実行します。-
1pass
または3pass
オプションですべてのセル・ディスクを削除する場合は、最初に7pass
オプションを使用してフラッシュ・ディスクを削除してから、セル・ディスクを削除する必要があります。たとえば:CellCLI> DROP CELLDISK ALL FLASHDISK ERASE=7pass CellCLI> DROP CELLDISK ALL ERASE=1pass
次の表に、デバイス・タイプごとに使用されるセキュア消去方法のサマリーを示します。ハード・ドライブ、フラッシュ・デバイスおよび内部USBは、並行して安全に消去されます。同じ種類のデバイスであれば、複数のデバイスを消去するのにかかる時間は1つの場合と変わりません。
表7-3 様々なデバイスを安全に消去するために使用する方法
コンポーネント | 型またはモデル | 消去方法 |
---|---|---|
ハード・ドライブ |
|
暗号消去 |
ハード・ドライブ |
その他すべてのハード・ドライブ |
1/3/7パス消去 |
フラッシュ・デバイス |
Oracle Exadata X5以上のフラッシュ・デバイス |
暗号消去 |
フラッシュ・デバイス |
その他すべてのフラッシュ・デバイス |
7パス消去 |
M.2デバイス |
Oracle Exadata Database Machine X7-2以上 |
暗号消去 |
永続メモリー(PMEM)デバイス |
Oracle Exadata X8MまたはX9M |
暗号消去 |
例7-127 セル・ディスクの削除例
CellCLI> DROP CELLDISK CD_03_cell01
CellCLI> DROP CELLDISK CD_02_cell06 FORCE
CellCLI> DROP CELLDISK ALL
CellCLI> DROP CELLDISK CD_02_cell09 ERASE=1pass NOWAIT
CellDisk CD_02_cell09 erase is in progress
親トピック: DROP