6.3.4.2 データベース統計および待機イベントを使用したExadataスマートFlash Logの監視

次の表では、REDO書込みおよびExadata Smart Flash Logのパフォーマンスの監視に役立つ様々なデータベース統計について説明します。これらの統計は、V$SYSSTATなどの様々な動的パフォーマンス・ビューで使用でき、AWRレポートのグローバル・アクティビティ統計セクションまたはインスタンス・アクティビティ統計セクションに表示されます。

統計 説明

redo write size count (4KB)

redo write size count (8KB)

redo write size count (16KB)

redo write size count (32KB)

redo write size count (64KB)

redo write size count (128KB)

redo write size count (256KB)

redo write size count (512KB)

redo write size count (1024KB)

redo write size count (inf)

REDO書込みサイズがカッコで示されたサイズより小さいREDO書込みの数。たとえば、redo write size count (4KB)にはサイズが4 KB未満のREDO書込みが含まれ、redo write size count (inf)にはサイズが1 MBを超えるREDO書込みが含まれます。

redo writes

Oracle Databaseログ・ライター(LGWR)プロセスによるREDOログ・ファイルへの書込みの合計数。

次の表では、REDO書込みおよびExadata Smart Flash Logのパフォーマンスの監視に役立つデータベース待機イベントについて説明します。待機イベントは、V$SESSIONV$SYSTEM_EVENTV$SESSION_EVENTなどの様々な動的パフォーマンス・ビューに表示され、AWRレポートの待機イベント・セクションに表示されることがあります。

待機イベント 説明
log file parallel write

Oracle Databaseログ・ライター(LGWR)プロセスは、REDOログ・ファイルへの書込みの完了を待機しているときに、このイベントを待機します。

Exadata Smart Flash Logが効率的に使用されていることは、このイベントの待機時間が比較的短いことで示されます。

特定の統計または待機イベントの可用性は、使用しているOracle Databaseのバージョンによって決まります。