6.4.4.2.3 自動メトリック・アップロードのエンドポイントの構成

metricStreamEndPoint属性を次のように設定すると、メトリック・ストリームを1つ以上の収集エンドポイントに自動的にアップロード(プッシュ)できます。

metricStreamEndPoint[+]=((host="endpoint-URL"[,type="stream-format"][,token="authentication-token"][,{httpProxy|httpsProxy}="proxy-server"])
                          [,(host="endpoint-URL"[,type="stream-format"][,token="authentication-token"][,{httpProxy|httpsProxy}="proxy-server"])]...)

metricStreamEndPoint定義の内容:

  • host: 収集エンドポイントのURLを指定します。このURLでは、HTTPまたはHTTPSを使用できます。

  • type: オプションで、ストリームの形式を指定します。サポートされている値は、次のとおりです:

    • json: ストリームをJSON形式で提供します。

    • plaintext: ストリームをプレーン・テキスト形式で提供します。

    デフォルト値はjsonです。

  • token: オプションで、収集エンドポイントの認証トークンを指定します。トークンの生成の詳細は、メトリック収集プラットフォームを参照してください。

  • httpProxyまたはhttpsProxy: オプションで、収集エンドポイントへのネットワーク接続を容易にするためのプロキシ・サーバーを指定します。Exadataシステムと収集エンドポイントの間にファイアウォールが存在する場合は、プロキシ・サーバーが必要です。

オプションの+=演算子を使用すると、収集エンドポイントを既存のmetricStreamEndPoint定義に追加できます。それ以外の場合は、=演算子を使用すると前の属性値が上書きされます。

例6-23 JSONストリームの設定

この例では、JSONストリームを設定する方法を示します。この例のコマンドでは、hostおよびtokenの値が収集プラットフォームから取得されます。ネットワーク接続は、指定されたプロキシを介していると想定しています。

CellCLI> ALTER CELL metricStreamEndPoint=((host="https://ingest.stream.example.com/v2/datapoint",type="json",token="wcfA_**********Z58QpKg",httpProxy="www-proxy.example.com:80"))

例6-24 プレーン・テキスト・エンドポイントの追加

この例では、プレーン・テキスト・エンドポイントを既存のmetricStreamEndPointに追加する方法を示します。この例のコマンドでは、hostおよびtokenの値が収集プラットフォームから取得されます。また、ネットワーク・プロキシを必要としない企業ネットワーク内に収集プラットフォームがあると想定しています。

CellCLI> ALTER CELL metricStreamEndPoint+=((host="http://idbsrv.example.com:8086/api/v2/write?org=Exadata&bucket=Metrics&precision=ns",type="plaintext",token="6unif**********rOXwtfkG0gWGENyePd6uN6OLR_deTZL4IuG9VTfDWwvpB-QvJcCcFs_NVjmpsyANz0Q8psA=="))