C.1.3 Oracle Exadata Storage ServerでのV$BACKUP_DATAFILEの使用

V$BACKUP_DATAFILEビューには、Oracle Recovery Manager (RMAN)増分バックアップ時のOracle Exadata Storage Serverに関連する列が含まれます。

表C-2 V$BACKUP_DATAFILE列および説明

説明

BLOCKS

バックアップのデータ・ファイルのブロック・サイズ。

BLOCKS_READ

このバックアップの実行中にスキャンされたブロック数。このバックアップが増分バックアップで、バックアップの最適化にブロック・チェンジ・トラッキングが使用された場合、この列の値はDATAFILE_BLOCKSより小さくなります。それ以外の場合、この列の値はDATAFILE_BLOCKSと同じになります。

BLOCKS_SKIPPED_IN_CELL

RMAN増分バックアップを最適化するために、Oracle Exadata Storage Serverで読み取られてフィルタ処理されたブロック数。

DATAFILE_BLOCKS

バックアップ時のデータ・ファイルのブロック・サイズ。この値は、このバックアップから再起動されたデータ・ファイルによって取得されたブロック数にもなります。

Oracle Exadata System Softwareでスキップされるブロックの割合は次のように計算されます。

(BLOCKS_SKIPPED_IN_CELL / BLOCKS_READ) * 100

この数は、ブロック・チェンジ・トラッキングに基づいて大幅に変化します。

高速の増分バックアップ用にブロック・チェンジ・トラッキングが使用されている場合、ほとんどのフィルタ処理は変更トラッキング・ファイルを使用してデータベースで実行され、ブロックはI/Oリクエストをセルに発行するまでスキップされます。ブロック・チェンジ・トラッキングが使用されていない場合は、すべてのブロックがセルでフィルタ処理されます。