アップグレードに関する一般的なノート

次に示すアップグレード情報は、Oracle NoSQL Databaseのすべてのバージョンに一般的に当てはまります。
  • 新規ソフトウェアをインストールする場合、各ストレージ・ノードを再起動する必要があります。
  • データ・ストアのアップグレード中にmakebootconfigコマンドを呼び出す必要はありません。
  • データ・ストアに複数のストレージ・ノードがある場合は、次のコマンドを使用してアップグレードの順序を把握できます。たとえば、次のようになります。
    show upgrade-order   
    s2
    s3
  • ストレージ・ノードの停止中にソフトウェアをアップグレードする場合は、$KVROOTおよび$KVROOT/<storename>/logにある既存のログ・ファイルを別のディレクトリに移動することをお薦めします。
  • データ・ストアのアップグレード時に、管理サービスを実行しているストレージ・ノード上の新規$KVHOMEディレクトリに、新しいソフトウェア・バージョンを配置します。ここでは、新規$KVHOMEディレクトリは$NEW_KVHOMEとします。$KVHOMEおよび$NEW_KVHOMEディレクトリが複数のストレージ・ノードによって共有されている場合(たとえばNFSを使用して)、アップグレードの進行中は両方のディレクトリを保持してください。アップグレードが完了したら、元の$KVHOMEディレクトリは必要がなくなります。元の$KVHOMEディレクトリを削除する前に、各ストレージ・ノード($KVHOMEを定義した~/.bashrcなど)の起動スクリプトを変更して、既存の$KVHOMEの値を変更し、これを$NEW_KVHOMEの値に置き換えて、ストレージ・ノードが新しいソフトウェアを使用するようにする必要があります。