インストールの前提条件

Oracle NoSQL Databaseインストールに使用するストレージ・ノードすべてにJava SE 11以上がインストールされていることを確認します。Linuxオペレーティング・システムから、次のコマンドを実行して、Linuxマシンの既存のJavaバージョンを確認します:
java -version

ノート:

Oracle NoSQL Databaseは、Java SE 11 (64ビット)以上のバージョンと互換性があります。Oracle Java SE 17 (64ビット)に対してテストおよび認定されています。すべての不具合修正およびパフォーマンス改善を利用するために、システムを最新のJavaリリースにアップグレードすることをお薦めします。Java要件の詳細は、リリース・ノート - 概要を参照してください。

Linuxが、Oracle NoSQL Databaseに対して公式にサポートされているプラットフォームです。Oracle NoSQL Databaseを実行するには、64ビットJVMが必要です。インストール・プロセスには、各ストレージ・ノードに対するrootアクセスは必ずしも必要ありません。jpsツールが動作していることを確認してください。JDKをインストールすると、jpsツールをストレージ・ノード・エージェント(SNA)で使用できるようになります。jpsツールを使用して、ストレージ・ノード内で現在実行されているOracle NoSQL Databaseプロセスを確認できます。

JDKが正しくインストールされている場合、jpsの起動からの出力には少なくとも1つのJavaプロセス(jpsプロセス自体)がリストされるはずです。このコマンドを使用して、Linuxマシンにjavaが正常にインストールされたことを確認します。
% jps
出力:
16216 Jps 

ノート:

前述の各コマンドは、Oracle NoSQL Database SNAプロセスを実行するユーザーと同じOSユーザーとして実行する必要があります。

最後に、各ストレージ・ノードが、なんらかの信頼できるクロック同期を実行していることを確認します。タイムスタンプの継続性およびストレージ・ノード間の同期調整には、クロック同期が必要です。通常、0.5秒未満の同期デルタが必要です。ネットワーク・タイム・プロトコル(ntp)はこの目的に叶っています。