Oracle NoSQL Databaseプロキシについて

Oracle NoSQL Database Proxyは、Oracle NoSQL DatabaseドライバがOracle NoSQL Databaseデータ・ストアと通信できるようにする中間層コンポーネントです。Oracle NoSQL Databaseドライバは、クライアント・アプリケーションで使用される様々なプログラミング言語で使用できます。現在、Java、Python、Go、Node.js、C#およびSpring Dataの言語ドライバがサポートされています。

Oracle NoSQL Databaseプロキシは、Oracle NoSQL Databaseドライバからのリクエストを受け入れ、Oracle NoSQL Databaseを使用してそれらを処理するサーバーです。Oracle NoSQL Databaseドライバを使用して、Oracle NoSQL Databaseプロキシ経由でOracle NoSQL Database Cloud Serviceまたはオンプレミスのインストールにアクセスできます。ドライバとAPIは同じであるため、これらの2つのオプションの間でアプリケーションを移動できます。ただし、オンプレミスとOracle NoSQL Database Cloud Serviceの両方に同時に接続するアプリケーションはお薦めしません。

たとえば、最初にプロトタイプ・プロジェクトについてローカルのOracle NoSQL Databaseデータ・ストアをデプロイし、本番プロジェクトについてはOracle NoSQL Database Cloud Serviceに移行できます。

図3-1 Oracle NoSQL Databaseプロキシおよびドライバ



Oracle NoSQL DatabaseプロキシのJARファイルは、Oracle NoSQL DatabaseのEnterprise EditionディストリビューションおよびCommunity Editionディストリビューションに含まれています。Oracle NoSQL DatabaseプロキシのJARは、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。