Oracle NoSQL DatabaseデプロイメントでのJDKのアップグレード

データ・ストア・デプロイメント内のすべてのストレージ・ノードにJDKバージョン(JDK 11 SEなど)がインストールされているとします。ただし、後に、セキュリティの強化および不具合修正が含まれる新しいバージョンのJDK (JDK 17 SEなど)がOracleからリリースされることになります。ここで、既存のJDKを新しいバージョンのJDKにアップグレードします。

また、アップグレード中に、データ・ストアがオンラインのままであり、クライアントから使用可能であることを確認する必要があります。

既存のOracle NoSQL Databaseが3つのストレージ・ノード(SN1、SN2およびSN3)にデプロイされているとします。

Oracle NoSQL DatabaseデプロイメントでJDKを更新するには:

  1. OSアーキテクチャに基づいて、Java SEダウンロードから必要なバージョンのJDKをダウンロードしてインストールします。
  2. 更新されたJDKディレクトリを指すように$JAVA_HOMEおよび$PATH環境変数を更新します。
  3. java -versionコマンドを実行し、出力を確認して、ストレージ・ノードでJDKが新しいJDKを指していることを確認します。
  4. 次のコマンドを実行して、SN1でSNA (ストレージ・ノード・エージェント)プロセスを停止します。
    java -Xmx64m -Xms64m -jar $KVHOME/lib/kvstore.jar stop -root $kvroot
  5. 次のコマンドを実行して、SN1でSNAプロセスを再起動します。
    nohup java -Xmx64m -Xms64m -jar $KVHOME/lib/kvstore.jar start -root $kvroot &
  6. ストレージ・ノードごとにステップ1から5を繰り返します。これらのステップがすべてのストレージ・ノードで順番に実行されていることを確認します。たとえば、SN1でステップ1から5を実行し、続いてSN2などを実行します。