9.3.1.15 tfactl insight

tfactl insightコマンドを使用してAHFクラスタ内のすべてのノードにわたりAHFインサイト・レポートを生成します。

AHF 23.8

AHF 23.8以降では、事前認証済(PAR) URLにアップロードできます。AHFインサイト・レポートをアップロードすると、Oracle Cloud Operationsでベスト・プラクティス構成におけるシステム・ヘルス問題点および相違点を迅速かつ効率的に特定、調査、追跡および解決するために役立ちます。

Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D)およびOracle Base Database Service

AHFインサイト・レポートをPARの場所にアップロードするには、次を実行します。
tfactl diagcollect -insights -last 1h -par <par_url>
tfactl insight -last 1h -par <par_url>

構文

tfactl insight 
[-h] 
[-node NODE] 
[-last LAST | -for FOR | -from [FROM]] 
[-to [TO]] 
[-refresh] 
[-keepinput] 
[-par PAR] 
[-request_from REQUEST_FROM] 
[-onlyinsightsupload] 
[-status]

パラメータ

各オプションの先頭にマイナス記号(-)を付けます。

オプション 説明

-node all|local|n1,n2,...

診断情報を収集するノードのカンマ区切りリストを指定します。デフォルトはallです。

[-last <n><m|h|d>| | -from time -to time | -for time]

  • -lastパラメータを指定すると、過去の特定の分数(m)、時間数(h)または日数(d)の関連データを含むファイルが収集されます。さらに、デフォルトでは、このパラメータを指定してコマンドを使用すると、大きいファイルは切り捨てられ、特定の間隔のファイルのみが表示されます。
  • -from-toのパラメータを指定して(この2つのパラメータは一緒に使用する必要があります)、特定の時間間隔内の関連データを含むファイルを収集し、ファイルが大きい場合、この時刻より前のデータが切り捨てられます。

    サポートされている時間書式は次のとおりです。

    "Mon/dd/yyyy hh:mm:ss"

    "yyyy-mm-dd hh:mm:ss"

    "yyyy-mm-ddThh:mm:ss"

    "yyyy-mm-dd"

  • -forパラメータを指定して、指定した時刻の関連データを含むファイルを収集します。tfactlによって収集されるファイルには、-forの後に指定した時間が間に含まれるタイムスタンプがあります。このオプションでは、データの切捨ては行われません。

    サポートされている時間書式は次のとおりです。

    "Mon/dd/yyyy"

    "yyyy-mm-dd"

    date

ノート:

日付と時刻の両方を指定する場合、両方の値を二重引用符("")で囲む必要があります。日付のみまたは時刻のみを指定する場合は、単一の値を引用符で囲む必要はありません。

-refresh

AHFインサイト・ソースから新規データを提供します。

-keepinput

input_collectionディレクトリを削除しないことを指定します。

-par PAR

収集結果を事前認証済URLにアップロードします。

-request_from REQUEST_FROM

収集のリクエスタを指定します。

-onlyinsightsupload

インサイトのzipのみをオブジェクト・ストアまたは事前認証済URLにアップロードすることを指定します。

-status

AHFインサイトのステータスを確認します。