エクスポート・データ・ポンプ・ジョブの作成
POST
/database/datapump/export
指定されたパラメータを使用してデータ・ポンプのエクスポート・ジョブを作成し、開始します。データおよびオブジェクト構造は、Oracleデータベース・サーバーのディレクトリまたはOracle Object Storeにエクスポートできます。パラメータの詳細な説明は、Oracle Data Pumpのドキュメントを参照してください。クライアントは、このサービスを起動するにはSQL管理者ロールまたはSQL開発者ロールが必要です。
リクエスト
この操作のリクエスト・パラメータはありません。
サポートされるメディア・タイプ
- application/json
ルート・スキーマ: schema
タイプ:
ソースの表示
object
-
credential_name: string
オブジェクト・ストレージへのエクスポートに使用される、データベース・ユーザーが所有する資格証明の名前を指定します。
-
datapump_dir: string
デフォルト値:
DATA_PUMP_DIR
使用するデータベース・ディレクトリを指定します。 -
file_name: string
データ・ポンプ・エクスポートに使用するファイル名パターン。名前にタイムスタンプがあるパターンにデフォルト設定されます。credential_nameが指定されている場合は必須です。credential_nameが指定されている場合、file_nameはOracle Object Storeの場所のURI形式である必要があります。
-
filter: string
エクスポート対象のデータベース・オブジェクトを識別するために適用されるフィルタです。job_modeがFULLでない場合は必須です。
-
job_mode: string
デフォルト値:
SCHEMA
指定できる値:[ "FULL", "SCHEMA", "TABLE", "TABLESPACE" ]
データ・ポンプのジョブ・モードを指定します。 -
name_expressions: array name_expressions
データ・ポンプ・ジョブのメタデータ・フィルタ・パラメータの定義に使用されます。
-
schema_expressions: array schema_expressions
データ・ポンプ・ジョブのメタデータ・フィルタ・パラメータの定義に使用されます。
-
tablespace_expressions: array tablespace_expressions
データ・ポンプ・ジョブのメタデータ・フィルタ・パラメータの定義に使用されます。
-
threads: integer
ジョブに使用可能なワーカー・プロセスの最大数。このパラメータを設定して、ジョブに使用するリソースの量を調整します。
例
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レスポンス
サポートされるメディア・タイプ
- application/json
201レスポンス
作成されたデータ・ポンプのエクスポート・ジョブの説明。
ルート・スキーマ: DataPumpJobsItem
タイプ:
object
このオブジェクトは、データベース内の指定されたデータ・ポンプ・ジョブを表します。
ソースの表示
-
attached_sessions: integer
ジョブに接続されたセッションの数
-
datapump_sessions: integer
ジョブに含まれているデータ・ポンプのセッションの数
-
degree: integer
操作を実行しているワーカー・プロセス数
-
job_mode: string
ジョブのモード
-
job_name: string
ユーザーが指定したジョブの名前(またはサーバーによって生成されたデフォルト名)
-
links: array links
-
operation: string
ジョブのタイプ
-
owner_name: string
ジョブを起動したユーザー
-
state: string
現在のジョブの状態
例
次の例は、cURLを使用してRESTリソースに対するPOSTリクエストを発行することによって、Data Pumpエクスポート・ジョブを作成する方法を示しています。
curl -i -X POST -u username:password
-d @request_body.json
-H "Content-Type:application/json" https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/export
リクエスト本文の例
ノート:
前述のコマンドで使用されるURL構造
https://rest_server_url/resource-path
には、次の要素があります。
rest_server_url
はOracle Rest Data Serverが実行されているRESTサーバーです- URLの残りの部分には、ORDSコンテキスト・ルート、データベース識別子、スキーマ識別子、使用するORDSデータベースAPIのバージョンおよびこの操作のパスが含まれます。
次に、EMPで始まるがEMPという名前ではない表をSCOTTスキーマからエクスポートするData Pumpリクエストを送信するためのリクエスト本文の例を示します。
{
"job_mode": "TABLE",
"name_expressions": [
{"expression": "!='EMP'"},
{"expression": "LIKE 'EMP%'"}
],
"schema_expressions": [
{"expression": "IN ('SCOTT')"}
]
}
レスポンス・ヘッダーの例
次の例に、レスポンス・ヘッダーを示します。Location
ヘッダーは、ジョブのステータスの表示に使用できるURIを返します。
HTTP/1.1 201 Created
Content-Type:"application/json"
Content-Location:"https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/jobs/PDBADMIN,DATAPUMP_REST_EXPORT_20190706144505/"
ETag:""nXEnxxIZe/tJIO5rgD+qkCggJtIVIMvKJG6T2dqhJ8Wy2Cr5u+anrmgez/2+3BWR3FKx0TlVjR2RRfITHZnFxQ==""
Location:"https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/jobs/PDBADMIN,DATAPUMP_REST_EXPORT_20190907144505/"
Transfer-Encoding:"chunked"
レスポンス本文の例
次の例は、JSON形式で返される201のレスポンス本文を示しています。
{
"job_name": "DATAPUMP_REST_EXPORT_20190706144505",
"owner_name": "PDBADMIN",
"operation": "EXPORT",
"job_mode": "TABLE",
"state": "EXECUTING",
"degree": 1,
"attached_sessions": 0,
"datapump_sessions": 2,
"job_state": "EXECUTING",
"links": [
{
"rel": "collection",
"href": "https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/jobs/"
},
{
"rel": "describedby",
"href": "https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/metadata-catalog/"
},
{
"rel": "related",
"href": "https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/jobs/PDBADMIN,DATAPUMP_REST_EXPORT_20190706144505/EXPDAT-2019-07-06-14_45_05.LOG"
},
{
"rel": "self",
"href": "https://rest_server_url/ords/orcl/pdbadmin/_/db-api/stable/database/datapump/jobs/PDBADMIN,DATAPUMP_REST_EXPORT_20190706144505/"
}
]
}