2つのInfiniBandネットワーク・ファブリック・ラックの配線
InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用する2つのラックを配線するには、この手順を使用します。
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次のように、スパイン・スイッチで現在アクティブなサブネット・マネージャ・マスターの優先度を
10
に設定します。-
アクティブなシステム上のRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチにログインします。
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getmaster
コマンドを使用して、スパイン・スイッチでサブネット・マネージャ・マスターが実行中であるかどうかを確認します。 -
スパイン・スイッチにログインします。
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disablesm
コマンドを使用して、サブネット・マネージャを停止します。 -
setsmpriority 10
コマンドを使用して優先度を10に設定します。 -
enablesm
コマンドを使用して、サブネット・マネージャを再起動します。 -
getmaster
コマンドを繰り返して、スパイン・スイッチでサブネット・マネージャ・マスターが実行中であることを確認します。
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新しいラックが既存ラックの近くにあることを確認します。RDMAネットワーク・ファブリック・ケーブルは、各ラックのサーバーに到達できる必要があります。
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新しいラック(R2)を完全に停止します。
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InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用した2ラック配線に従って、2台のリーフ・スイッチ R2 IB2とR2 IB3を新しいラック内で配線します。新しいラックR2内の(既存ラックR1ではありません)リーフ・スイッチとスパイン・スイッチ間の2つの接続および各リーフ・スイッチ間の7つの既存のスイッチの相互接続を解除する必要があります。
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すべてのデータベース・ノードおよびストレージ・セルで両方のRDMAネットワーク・ファブリック・インタフェースが起動していることを確認します。各ノードで
ibstat
コマンドを実行し、両方のインタフェースが起動しているかどうかを確認できます。 -
リーフ・スイッチR1 IB2の電源をオフにします。すべてのデータベース・サーバーおよびExadata Storage ServerのRDMAネットワーク・ファブリック・トラフィックがR1 IB3にフェイルオーバーされます。
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R1 IB2とR1 IB3間の7つすべてのスイッチ間リンクを解除し、R1 IB2とスパイン・スイッチR1 IB1の間の1つの接続も解除します。
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InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用した2ラック配線に従って、リーフ・スイッチR1 IB2を配線します。
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リーフ・スイッチR1 IB2の電源をオンにします。
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R1 IB2が完全に操作状態になるまで3分待ちます。
スイッチをチェックするには、スイッチにログインして
ibswitches
コマンドを実行します。3つのスイッチ、R1 IB1、R1 IB2およびR1 IB3が出力表示されます。 -
すべてのデータベース・ノードおよびストレージ・セルで両方のRDMAネットワーク・ファブリック・インタフェースが起動していることを確認します。各ノードで
ibstat
コマンドを実行し、両方のインタフェースが起動しているかどうかを確認できます。 -
リーフ・スイッチR1 IB3の電源をオフにします。すべてのデータベース・サーバーおよびストレージ・サーバーのRDMAネットワーク・ファブリック・トラフィックがR1 IB2にフェイルオーバーされます。
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R1 IB3とスパイン・スイッチR1 IB1間の1つの接続を解除します。
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InfiniBandネットワーク・ファブリックを使用した2ラック配線に従って、リーフ・スイッチR1 IB3を配線します。
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リーフ・スイッチR1 IB3の電源をオンにします。
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R1 IB3が完全に操作状態になるまで3分待ちます。
スイッチをチェックするには、スイッチにログインして
ibswitches
コマンドを実行します。3つのスイッチ、R1 IB1、R1 IB2およびR1 IB3が出力表示されます。 -
R2のすべてのInfiniBandスイッチの電源をオンにします。
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スイッチが完全に操作状態になるまで3分待ちます。
スイッチをチェックするには、スイッチにログインして
ibswitches
コマンドを実行します。6つのスイッチ、R1 IB1、R1 IB2、R1 IB3、R2 IB1、R2 IB2およびR2 IB3が出力表示されます。 -
任意のスイッチから
getmaster
コマンドを実行し、R1 IB1でサブネット・マネージャ・マスターが実行中であることを確認します。 -
R2のすべてのサーバーの電源をオンにします。
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スパイン・スイッチR1 IB1にログインし、次のように優先度を8に下げます。
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disablesm
コマンドを使用して、サブネット・マネージャを停止します。 -
setsmpriority 8
コマンドを使用して優先度を8に設定します。 -
enablesm
コマンドを使用して、サブネット・マネージャを再起動します。
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スパイン・スイッチのいずれかでサブネット・マネージャ・マスターが実行中であることを確認します。