パフォーマンスの低いフラッシュ・ディスクの識別

ASRは、パフォーマンスの低いディスクをアクティブ構成から自動的に識別して削除します。次に、リカバリ・アプライアンスで一連のパフォーマンス・テストが実行されます。CELLSRVでパフォーマンスの低いディスクが検出されると、セル・ディスクのステータスがnormal - confinedOnlineに変更され、物理ディスクのステータスがwarning - confinedOnlineに変更されます。表13-2に、ディスク制限のトリガーとなる状況を示します。状況は、物理ディスクおよびフラッシュ・ディスクの両方とも同じです。

問題が一時的なものであり、ディスクがテストに合格した場合は、そのディスクは構成に戻されます。ディスクがテストに合格しない場合は、poor performanceとしてマークされ、ASRによりディスク交換のためのサービス・リクエストが送信されます。可能な場合は、Oracle ASMによりグリッド・ディスクがテスト用にオフラインに変更されます。そうでない場合、セル・ディスクのステータスは、ディスクを安全にオフラインに変更できるようになるまで、normal - confinedOnlineのまま変わりません。

ディスク・ステータスの変更はサーバー・アラート履歴に記録されます。

MESSAGE ID date_time info "Hard disk entered confinement status. The LUN
 n_m changed status to warning - confinedOnline. CellDisk changed status to normal
 - confinedOnline. Status: WARNING - CONFINEDONLINE  Manufacturer: name  Model
 Number: model  Size: size  Serial Number: serial_number  Firmware: fw_release 
 Slot Number: m  Cell Disk: cell_disk_name  Grid Disk: grid disk 1, grid disk 2
 ... Reason for confinement: threshold for service time exceeded"

次のメッセージがストレージ・セルのアラート・ログに入力されます。

CDHS: Mark cd health state change cell_disk_name  with newState HEALTH_BAD_
ONLINE pending HEALTH_BAD_ONLINE ongoing INVALID cur HEALTH_GOOD
Celldisk entering CONFINE ACTIVE state with cause CD_PERF_SLOW_ABS activeForced: 0
inactiveForced: 0 trigger HistoryFail: 0, forceTestOutcome: 0 testFail: 0
global conf related state: numHDsConf: 1 numFDsConf: 0 numHDsHung: 0 numFDsHung: 0
     .
     .
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