ZDLRAラックのIPアドレス要件

リカバリ・アプライアンスには、ホスト名とIPアドレスの専用割当てが必要です。必要なIPアドレスの数は、主にシステムのサイズによって異なります。

ホスト名やIPアドレスなどの詳細なネットワーク構成は、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)の情報から生成されます。

OEDAを実行した後に、既存のネットワークにIPアドレスを構成する必要があります。初期構成時に、構成ファイルのIPアドレスはすべて割り当てられていない必要があります。また、すべてのIPアドレスは、動的に割り当てられる(DHCP)アドレスではなく、静的に割り当てられるIPアドレスである必要があります。

すべてのRDMAネットワーク・ファブリックのIPアドレスに同じサブネット内のアドレスを使用し、最小のサブネット・マスク255.255.240.0(または/20)を使用する必要があります。サブネット・マスクは、将来リカバリ・アプライアンスおよび内部ネットワークが拡張されたときにも対応できる程度のものを選択する必要があります。

次の項の情報を使用して、リカバリ・アプライアンスのIPアドレス要件を計算できます。ただし、OEDAで生成された構成情報を認可ガイドとして使用してください。

ラックレベルのIPアドレス要件

次の表に、リカバリ・アプライアンスのラックレベルのIPアドレス要件の概要を示します。これらのアドレスは、システムに選択されている構成オプションに関係なく必要です。

ネットワーク IPアドレス要件

管理ネットワーク

  • 計算サーバーまたはストレージ・サーバーごとに管理ネットワーク・インタフェース用に1つのIPアドレス。

  • データベース・サーバーまたはストレージ・サーバーごとにILOMネットワーク・インタフェース用に1つのIPアドレス。

  • RDMAネットワーク・ファブリック・スイッチごとに管理インタフェース用に1つのIPアドレス。

  • 管理ネットワーク・スイッチのスイッチの管理インタフェース用に1つのIPアドレス。

  • 配電ユニット(PDU)ごとに管理インタフェース用に1つのIPアドレス。

RDMAネットワーク・ファブリック(プライベート・ネットワーク)

データベース・サーバーまたはストレージ・サーバーごとに2つのIPアドレス。