障害が発生した物理ディスクの交換

物理ディスクの停止により、パフォーマンスの低下およびデータの冗長性が発生する場合があります。したがって、できるだけ早く障害が発生したディスクを新しいディスクに交換します。

障害発生時にディスクを交換するには、次のようにします。

  1. 障害が発生したディスクを特定します。
    CellCLI> LIST PHYSICALDISK WHERE diskType=HardDisk AND status=failed DETAIL
    
             name:                   28:5
             deviceId:               21
             diskType:               HardDisk
             enclosureDeviceId:      28
             errMediaCount:          0
             errOtherCount:          0
             foreignState:           false
             luns:                   0_5
             makeModel:              "SEAGATE ST360057SSUN600G"
             physicalFirmware:       0705
             physicalInterface:      sas
             physicalSerial:         A01BC2
             physicalSize:           558.9109999993816G
             slotNumber:             5
             status:                 failed
    

    スロット番号はディスクの場所、ステータスはディスクに障害が発生したことを示します。

  2. ディスクを取り外す前に、ディスクの青い取外しOKのLEDが点灯していることを確認してください。
  3. ストレージ・サーバー上の物理ディスクを交換し、3分待ちます。物理ディスクはホット・プラガブルで、電源の投入時に交換できます。
  4. ディスクがオンラインでステータスがNORMALであることを確認します。
    CellCLI> LIST PHYSICALDISK WHERE name=28:5 ATTRIBUTES status
    

    物理ディスクを交換する際、使用できるようになるには、RAIDコントローラが交換ディスクを認識する必要があります。認識はすぐに終了します。

  5. ファームウェアが正しいことを確認します。
    ALTER CELL VALIDATE CONFIGURATION
    

    ファームウェアが更新され、論理ユニット番号(LUN)が再ビルドされたことを確認するため、ms-odl.trcファイルも参照できます。

  6. そのスロットの前のディスクにあったグリッド・ディスクとセル・ディスクを再作成します。「データのリバランスについて」を参照してください。

関連項目: