ブラウザベース・バージョンのOracle Exadata Deployment Assistantの使用
既存のデプロイメントを変更または追加する場合は、初期構成にデプロイメント・アシスタントを使用します。新しいコンポーネントを追加したり、既存のデプロイメントを変更する場合は、既存の構成をインポートできます。
デプロイメント・アシスタントを実行する前に、次を使用できるようにしておきます。
- IPアドレス
- マシン名
- DNSおよびNTP情報
次のオプションは、「オプション」ドロップダウン・メニューで使用できます。
- 情報: OEDAのバージョン情報を表示します。
- 新規: 新しい構成を開始します。
- インポート: 既存の構成ファイルをインポートします。ファイル形式はXMLです。
- 保存: 現在の構成をXMLファイルに保存します。
- 診断: OEDA Webインタフェースに関する問題のトラブルシューティングと診断に使用できるZIPファイルを作成します。
- プリファレンス: Webインタフェースの動作に関するプリファレンスを指定します。
- 検証(OEDAステップ1): 現在の構成で完全性と正確性を確認します。
- IPのチェック: IPアドレスをチェックします。
- インストール・テンプレート: 現在の構成を要約するインストール・テンプレート・レポートを生成します。
- OEDAキーボード・ショートカット・キー: OEDA Webインタフェースをナビゲートするためのキーボード・ショートカットについて説明します。
次のリストでは、OEDA Webインタフェースの構成フローについて説明します。OEDA Webインタフェースで提供されるオプションおよびコントロールの詳細を表示するには、ヘルプメニュー・オプションを使用します。
- ハードウェアの選択ページでデプロイするハードウェアを指定します。このページでは、顧客情報および様々なラック・レベルの構成オプションも取得します。
- ラック・ネットワーク・ページに管理ネットワークおよびプライベート・ネットワーク情報を入力します。
- ユーザー・ページで、データベース・サーバーのオペレーティング・システム・ユーザーおよびグループの構成を指定します。デフォルト、役割区分またはカスタム構成から選択できます。
-
クラスタ・ページでクラスタを定義します。
各クラスタ定義では、クラスタに関連付けられているデータベースおよびストレージ・サーバーを指定します。
- ディスク・グループ・ページでASMディスク・グループのレイアウトを定義します。
- データベース・ホームの作成ページで、各OracleホームのOracle Databaseホーム情報を入力します。
- 「データベース」ページでデータベースとその属性を指定します。
ノート:
Exadataでデータベースを作成するには、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)またはOEDAコマンドライン・ユーティリティ(OEDACLI)を使用することをお薦めします。どちらのユーティリティもExadataシステム構成の最新のExadataベスト・プラクティス構成設定を実装します。Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)は、Oracle Databaseソフトウェア・バンドルでも使用できます。ただし、DBCAは、OEDA XML構成ファイルと統合されず、推奨されるExadata固有の構成設定を実装しない可能性があるため、Exadataでの新規データベース作成にはお薦めしません。
-
「クラスタ・ネットワーク」ページで、クライアントおよびバックアップ・ネットワーク情報を入力します。
収集ネットワークまたはレプリケーション・ネットワークが必要な場合は、その情報をクラスタ・ネットワーク・ページで指定します。
- 「アラート」ページで、電子メール・アラート、SNMPアラート、自動サービス・リクエスト、Oracle Config ManagerおよびEnterprise Managerのアラートを構成します。
- 構成に関する質問に回答し、「コメント」ページのテキスト・フィールドにデプロイメントに関する追加情報を入力します。このフィールドに入力した情報は、
InstallationTemplate.html
ファイルの下部に表示されます。 - 保存およびダウンロードをクリックして構成ファイルを作成します。ZIPファイルを保存するローカル・コンピュータ上の場所を選択するよう求められます。
- Oracle Exadataラックの最初のデータベース・サーバー上のディレクトリにZIPファイルをコピーします。
/u01
のサブディレクトリ(/u01/oeda
ディレクトリなど)を使用します。これらのファイルは、フィールド・エンジニアがOracle Exadataラックを構成する際に使用します。