計算サーバーのRAIDステータスの確認

計算サーバーのRAIDデバイスのステータスを定期的に確認することをお薦めします。影響は最小限です。対照的に、是正処置による影響は未対応の特定の問題によって異なり、単純な再構成から停止が必要になる場合があります。

rootとして各計算サーバーにログインして、次の手順を実行します。

RAIDステータスを検証するには、次のようにします。

  1. 現在のディスク・コントローラ構成を確認します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -AdpAllInfo -aALL | grep "Device Present" -A 8
    
                    Device Present
                    ================
    Virtual Drives    : 1 
      Degraded        : 0 
      Offline         : 0 
    Physical Devices  : 5 
      Disks           : 4 
      Critical Disks  : 0 
      Failed Disks    : 0 
    

    出力が、1つの仮想ドライブ、1つもパフォーマンスが低下したりオフラインになっていないこと、5つの物理デバイス(1つのコントローラと4つのディスク)、4つのディスク、およびクリティカルまたは障害のないディスクを示すことを確認します。

    出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。パフォーマンスが低下した仮想ドライブは、通常は存在しない物理ディスクまたは障害が発生したディスクです。クリティカル・ディスクや障害が発生したディスクはただちに交換します。そうしないと、サーバー内の作業中ディスクの数が、通常業務の維持に必要な数を下回る場合に、データが消失する恐れがあります。

  2. 現在の仮想ドライブ構成を確認します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 CfgDsply -aALL | grep "Virtual Drive:";    \
    /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 CfgDsply -aALL | grep "Number Of Drives";  \
    /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 CfgDsply -aALL | grep "^State" 
    
    Virtual Drive                 : 0 (Target Id: 0)
    Number Of Drives              : 4
    State                         : Optimal
    

    仮想デバイス0に4つのドライブがあり、状態がOptimalであることを確認します。出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。

  3. 現在の物理ドライブ構成を確認します。
    # /opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64 -PDList -aALL | grep "Firmware state"
    Firmware state: Online, Spun Up
    Firmware state: Online, Spun Up
    Firmware state: Online, Spun Up
    Firmware state: Online, Spun Up
    

    すべてのドライブがOnline, Spun Upであることを確認します。出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。

    出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。パフォーマンスが低下した仮想ドライブは、通常は存在しない物理ディスクまたは障害が発生したディスクです。クリティカル・ディスクや障害が発生したディスクはただちに交換します。そうしないと、サーバー内の作業中ディスクの数が、通常業務の維持に必要な数を下回る場合に、データが消失する恐れがあります。