保護ポリシーの概要

リカバリ・アプライアンスでは保護ポリシーを使用して、保護されたデータベースのバックアップの管理を簡素化します。保護ポリシーとは、1つ以上の保護されたデータベースのリカバリ目標と記憶域領域の要件を定義する属性のコレクションです。リカバリ・アプライアンスには、様々なリカバリ目標を定義する複数の保護ポリシーが含まれています。保護ポリシーは保護されたデータベースごとに1つのみ割り当てられ、これにより各保護されたデータベースのバックアップ・データをリカバリ・アプライアンスで格納および管理する方針が決まります。

保護ポリシーは、その保護ポリシーに関連付けられている保護されたデータベースごとに、次の属性を定義します。

  • 保護されたデータベースのバックアップを格納するリカバリ・アプライアンスの記憶域の場所

  • ディスク・バックアップのリカバリ・ウィンドウ目標

  • (オプション)このポリシーで保護されるバックアップを削除対象に含める前に、テープにレプリケートまたは書き込む必要があるかどうか

  • (オプション)テープ・バックアップのリカバリ・ウィンドウ

  • (オプション)バックアップのポーリング・ポリシー

保護ポリシーを使用すると、保護されたデータベースをリカバリ・サービス層でグループ化できます。たとえば、第1層のデータベースではバックアップをディスクに14日間、テープに30日間保持する必要があるとします。その場合は、このようなリカバリ・ウィンドウ目標を定義する保護ポリシーを作成してから、第1層の保護されたデータベースすべてに割り当てます。

関連項目:

保護ポリシーの作成および管理の詳細は、『Zero Data Loss Recovery Appliance管理者ガイド』を参照してください。