3.7 SQLcl LiquibaseによるLiquibaseのオープンソースの変更セット

オープンソースのLiquibaseソリューションで生成された変更セットをSQLcl Liquibaseで使用できます。これにより、以前の変更管理プロジェクトをSQLclに引き継いで、Oracle Databaseでそれらを最適化できます。

次の例では、LiquibaseおよびSQLcl Liquibaseのオープンソース・ダウンロードで使用可能なH2データベースを使用してこれを示します。

  1. Liquibase Webサイトで使用可能なオープンソースLiquibaseクライアントをダウンロードします。コマンドライン・インタフェースで、次のコマンドを使用してプロジェクト・フォルダとサンプルH2データベースを作成します。
    >liquibase init project
    これはコード・スニペットです。
  2. H2データベースを起動します。
    >liquibase init start-h2
    これはコード・スニペットです。

    これにより、ブラウザ内の空のH2データベースのデータベース・コンソールも起動されます。

    データベース・コンソール
  3. ブラウザ・コンソールで、次のコマンドを使用してサンプル表を作成し、「実行」をクリックします。

    >create table pets (id int, name varchar(256), breed varchar(256), Primary Key (id));
    create tableコマンド
  4. Liquibase変更ログを含むPets表で構成されるこのスキーマを取得します。

    新しいコマンドライン・ウィンドウを開き、変更ログを生成します。

    >liquibase --changelog-file=examplepets.xml generate-changelog

    変更ログ・ファイルにexamplepets.xmlという名前を付けます。

    これはコード・スニペットです。

    出力には、ファイルが保存されている場所が表示されます。

  5. SQLcl 22.3 binの場所からOracle Databaseに接続します。

    次のコマンドを使用して、データベース内の表を表示できます。サンプル・データベースでは、いくつかのサンプル表が示されています。

    SQL> select table_name from user_tables;
    
    TABLE_NAME
    ____________
    REGIONS
    LOCATIONS
    DEPARTMENTS
    JOBS
    EMPLOYEES
    JOB_HISTORY
    COUNTRIES
    
    7 rows selected.
    
  6. examplepets.xml変更ログ・ファイルをSQLcl 22.3 binフォルダにコピーします。

  7. SQLコマンドライン・インタフェースで、変更ログを実行してPets表をデータベースに追加し、表がリストに含まれていることを確認します。

    SQL> lb update --changelog-file examplepets.xml
    SQL> select table_name from user_tables;
    これはコード・スニペットです。