ワークシートの複数のグリッドについて
クラウド・データ・ソース・タイプ: Oracle Essbase
オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Essbase
Essbaseでは、1つのワークシートに複数のグリッドを作成できます。これらのグリッドは、同じデータ・ソースまたは異なるEssbaseデータ・ソースに接続できます。これらのグリッド内のデータを取得し、ワークシート上でシフトできます。
ノート:
Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ・ソースを使用して、1つのシートに複数のアド・ホック・グリッドを作成する場合、EPM Cloudでの複数グリッド・ワークシートの操作を参照してください。
ガイドラインおよびベスト・プラクティス
複数のグリッドをサポートするワークシートで作業する際には、次のガイドライン、ベストプラクティスおよび制限事項に留意してください:
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データを送信できるのは、一度に1つのグリッドについてのみです。
複数のグリッドにデータを送信しようとする、つまり複数のグリッドでセル範囲を選択すると、Excelから返される最初の範囲が選択したグリッドの特定に使用され、そのグリッドに対してのみ送信が実行されます。
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「アドホック操作の式とコメントを保持(ピボットと元に戻すを除く)」を選択している場合、グリッド内での右クリックによる「Smart View」コンテキスト・メニューで「元に戻す」オプションを使用する際に、シート上の式を保持できます。このオプションがサポートされるのは、シートに式を追加した時点でリフレッシュを実行した後のみであり、元に戻すアクションも1回かぎりとなります。このオプションは、1回の元に戻すアクションに対してのみサポートされます。Smart Viewリボンの「元に戻す」オプションは、複数グリッド・シートに対して有効になりません。Essbaseのアド・ホック・グリッド内外でのExcel式の保持を参照してください。
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複数のグリッドを含むワークシートはスマート・スライスに関してはサポートされません。
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ベストプラクティスとして、名前付き範囲の名前を変更するために、Microsoft Excelの「名前の管理」または「名前ボックス」を使用しないでください。かわりに、次の方法のいずれかを使用して、名前付き範囲の名前を変更します。
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Smart Viewパネルの「ドキュメント・コンテンツ」ペインの「名前変更の範囲」コマンドを使用します。複数グリッド・ワークシートの範囲の名前変更を参照してください。
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VBA関数HypModifyRangeGridNameを使用します(『Oracle Smart View for Office開発者ガイド』を参照)。
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複数接続の複数グリッド・ワークシートでは、ベストプラクティスとして、個々のグリッドでのピボットおよびズーム操作に対応するために、グリッド間に十分なスペースがあることを確認してください。3つ以上のデータベース接続があり、グリッドの配置が密接すぎるシートでは、メタデータが失われることがあります。
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目的の範囲を確実にリフレッシュするには、ベストプラクティスとして、「ドキュメント・コンテンツ」ペインを使用してまず範囲を選択し、次にペインで「リフレッシュ」リンクをクリックします。リフレッシュ後、「ドキュメント・コンテンツ」から範囲を再度選択して、更新された範囲を強調表示します。
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Smart Viewリボンで次のアイテムは無効になっています。
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元に戻す
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やり直し
かわりに、複数グリッド・シートの使用時に「元に戻す」および「やり直し」コマンドにアクセスするには、影響を受けるグリッドにカーソルがあることを確認してください。ベストプラクティスとして、「ドキュメント・コンテンツ」ペインを使用して、正しいグリッドが選択されていることを確認します。次に、右クリックしてコンテキスト・メニューから「Smart View」を選択し、必要に応じて「元に戻す」または「やり直し」を選択します。
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Essbaseリボンの次のアイテムは使用不可です。
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POVにピボット
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POV
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フォーマットの保持
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データ・パースペクティブ
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