ビジネス・モデルの設計

Oracle Analyticsでは、セマンティック・モデルの論理レイヤーを様々な方法で構成できます。Oracleでは、ここで説明するベスト・プラクティスに従うことをお薦めします。これにより、実行時に複数のエラーを回避し、メンテナンス・ワークロードを大幅に削減できます。

ベスト・プラクティス

  • ビジネス・モデルでスター・スキーマを使用します

    物理レイヤーのデータ構造は、様々な形式になります。物理レイヤーにスター・スキーマを含めることは、パフォーマンスに役立ちますが、必須ではありません。ただし、物理レイヤーの構造に関係なく、ビジネス・モデルは常にスター・スキーマである必要があります。

    各論理表は、同じ論理表ソース内に複数の物理表を含めることも、複数の論理表ソースに分割することもできます。

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    図ceal_star_schema_logical_layer.jpgの説明

  • ディメンションごとに個別のディメンション論理表を使用します

  • ディメンションを1つの論理表に結合またはマージしません

  • ファクトごとに個別のファクト論理表を使用します

    ファクトについても同様ですが、「ファクト - 内容」という単一のファクト論理表を使用する必要はありません。

  • 複合ファクトに個別の論理表を使用します

    複合ファクトは、複数のファクト表のメトリックを組み合せた派生式を配置する場所です。たとえば、ファクト・オーダーとファクト商談がある場合、別の論理表「ファクト複合商談とオーダー」に式「商談数/オーダー数」を使用した計算を含めます。

  • 論理表名にDim、FactまたはFact Compoundの接頭辞を付けます

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    図ceal_prefix_dim_or_fact.jpgの説明

  • 可能な場合は、一意のビジネス列をディメンション主キーとして割り当てます

  • プレゼンテーション名を使用するように論理列の名前を変更します

  • 論理レイヤーで使用される列のみを保持します

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    図ceal_keep_usedcols_logical_layer.jpgの説明

  • 論理ファクト表に論理主キーを割り当てません

    論理主キーはディメンション表でのみ必要です。

  • 必要に応じて、ファクトを様々なグループに分けるためのダミー・メジャーを作成します

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    図ceal_create_dummy_measures.jpgの説明

  • ほぼすべてのファクト論理列に集計ルール・セットがあることを確認します。