セマンティック・モデルへのキューブ表のインポートについて

セマンティック・モデルの物理レイヤーにキューブ表をインポートすると、セマンティック・モデラーによって各キューブ表が物理キューブ表(物理表のタイプ)として構造化されます。

キューブには、列、キー、結合など、想定されるすべての物理表要素が含まれています。キューブには、階層やレベルなどの特定のマルチディメンション・メタデータも含まれています。物理レイヤーでは、階層を展開してそのレベルを表示および操作できます。

データ・ソースのマルチディメンション・カタログには、複数のキューブを含めることができます。これらの1つ以上のキューブのメタデータをセマンティック・モデルにインポートできます。

次のことをお薦めします。

  • キューブ表を手動で作成するのではなく、キューブ表とそのコンポーネントのメタデータをインポートします。

  • 物理階層のタイプが正しく設定されていること、およびインポートされた物理キューブ列の集計ルール・タイプが正しく設定されていることを確認します。

  • インポート後に、論理レイヤーで使用しないキューブの階層や列などのオブジェクトを物理レイヤーから削除します。不要なオブジェクトを削除すると、パフォーマンスが向上する可能性があります。

キューブを手動で作成する場合は、各キューブに階層を一度に1つずつ作成し、別の階層を作成する前に各階層をテストする必要があります。たとえば、時間階層とメジャーを作成して、それをテストします。次に、キューブが適切な場合は、地理階層を作成して、それをテストします。この順序で手動で作成したキューブを作成してテストすると、各キューブを正しく設定でき、各要素をキューブに追加するときにエラーを識別するのに役立ちます。