フィルタへのパラメータのバインドについて

ワークブックのキャンバスから選択したフィルタ値を別のキャンバスに渡す場合や、ダッシュボード・フィルタの動作およびユーザーへの公開方法をより詳細に制御する場合は、パラメータをフィルタにバインドします。

フィルタへのパラメータのバインドは、1方向バインドであるため、パラメータによって、ユーザーが選択できる使用可能なフィルタ値のリストが制限されることはありません。パラメータのプロパティによって、フィルタから使用できる値が定義されます。

フィルタにバインドされたパラメータは、フィルタの選択をリスニングします。パラメータがフィルタ値を受け入れると、ワークブック内のパラメータの使用場所にその値を渡します。

フィルタへのパラメータのバインドには多くの用途があります。たとえば、デフォルトでは、ダッシュボード・フィルタ・コントロールをキャンバスに追加すると、フィルタはそのキャンバスにのみ適用されます。フィルタにバインドされたパラメータを使用して、ワークブック内の複数のキャンバスにわたってダッシュボード・フィルタを固定できます。同じフィルタが同じパラメータにバインドされたダッシュボード・コントロールが複数のキャンバスに含まれている場合、ユーザーが選択したフィルタ値は各キャンバスに適用されます。