パラメータのプロパティについて

ワークブックでのパラメータの使用方法と使用場所によって、それに設定するプロパティが決定されます。たとえば、フィルタ・コントロールとして使用するパラメータと、式で使用するパラメータには、異なるプロパティを設定します。

これらは、パラメータを作成または変更するときに設定できるプロパティです:

データ型

パラメータに含まれるデータの種類と、パラメータが受け入れる値または値範囲を指定します。データ型は、パラメータに互換性があることと、パラメータを使用する場所に対して式が正しく生成されることを検証するためにも使用されます。

複数選択を許可

パラメータが単一の初期値を受け入れることができるか、または複数の初期値を受け入れることができるかを決定します。

複数値を許可したら、「初期値」フィールドを使用して、複数の初期値を指定するか、初期値を指定するSQL式を記述します。パラメータに複数の初期値が含まれている場合、パラメータをフィルタ・コントロールとして使用すると、ユーザーは1つ以上の初期値を選択できます。

別名

パラメータによって渡されたデータ要素またはキー値をオーバーライドする表示値を指定します。

多くのデータセットでは、データ要素にわかりにくい名前が使用されます。別名を使用すると、ユーザーがデータ要素の概要を理解しやすくなります。たとえば、LST_OR_DTに別名"Last Order Date"を作成すると、データ要素名がわかりやすくなります。

別名を使用すると、ユーザーがフィルタ・コントロールから選択する名前がより馴染みのあるわかりやすい名前になります。たとえば、データ値1にはEast Sales Regionという別名を指定し、データ値2にはWest Sales Regionという別名を指定できます。

データ・アクションの場合、パラメータ内の別名を使用して、キー値および表示値を渡します。次に、ターゲット・ワークブックが受信パラメータ値を適用すると、各受信キー値の受信表示値も適用します。

数値の書式

パラメータの数値に、桁区切り形式や小数点形式を使用するかどうかを決定します。このオプションを使用できるのは、整数とDoubleデータ型です。

「数値の書式」がオンに切り替わると、ブラウザの言語設定で定義された数値の書式設定(12,500や12.500など)がパラメータ値に使用されます。

「数値の書式」がオフに切り替わると、パラメータ値には数値の書式設定が使用されなくなり、12500のようになります。

使用可能な値

パラメータで保持できる値リストを指定します。パラメータの使用可能な値は、「すべて」、「値」、「列」、「論理SQL問合せ」および値の範囲です。最大10,000個の使用可能な値をキャッシュできます。

  • ユーザーがデータ型でサポートされている任意の値を入力できるようにする場合は、「すべて」を選択します。

  • ユーザーが選択できる1つ以上の値を指定する場合は、「値」を選択します。「複数値の許可」が有効になっている場合、ユーザーは複数の値を選択できます。

  • 値のリストをフェッチする列を選択する場合は、「列」を選択します。このオプションを選択すると、列の選択フィールドに、ワークブックのすべてのサブジェクト領域またはデータセット列(導出日付を含む)と、主要なメトリックおよび計算が表示されます。

    導出日付は、Oracle Analyticsがデータセット内の日付、時刻またはタイムスタンプ列について自動的に生成する様々なレベルの細分度の列です。

  • 1つ以上の使用可能な値を返す論理SQL式を入力する場合は、「論理SQL問合せ」を選択します。論理SQL式内で他のパラメータを参照できます。論理SQL式を入力した後に、「検証」アイコンをクリックすると式を検証できます。

  • 開始値と終了値を指定してユーザーが選択できる値を制限する場合は、「範囲」を選択します。

検証の強制

パラメータの作成や編集を行った場合は、このオプションにより、パラメータの初期値が使用可能な値のリストに対してチェックされます。

このオプションでは、実行時に、指定されたパラメータ値が、使用可能な値のリストに含まれていることが検証されます。

設計時に、「使用可能な値」フィールドに「値」を選択すると、「検証の強制」オプションが有効化され、「初期値」フィールドに使用可能な値リストが表示されます。

初期値

初期値は、ユーザーがワークブックを開くと適用および表示されるパラメータのデフォルト値です。

  • デフォルトの初期パラメータ値を適用しない場合は、「値」を選択し、値フィールドを空白のままにします。初期値を指定しない場合は、すべての値が使用されます。

  • 「値」を選択し、デフォルトの初期パラメータ値として適用する値を指定します。次の点に注意してください:

    • 「複数選択を許可」を選択した場合は、複数の初期値(最大1,000個の初期値)を指定できます。

    • 「検証の強制」を選択した場合は、「使用可能な値」フィールドに指定された値から選択できます。

  • パラメータの値リストの最初の値をデフォルトの初期値として適用および表示する場合は、「使用可能な最初の値」を選択します。文字を含む属性列を使用している場合、最初の値は、論理SQL式で返されたリストによって決定されます。返されるリストは、常にアルファベット順になります。

  • データ・ソースから値リストを動的にフェッチして論理SQL文を入力する場合は、「論理SQL問合せ」を選択します。論理SQL式内で他のパラメータを参照できます。論理SQL式を入力した後に、「検証」アイコンをクリックすると式を検証できます。