Oracle AnalyticsでのOracle Cloud Infrastructure Visionモデルの使用

事前トレーニング済のOracle Cloud Infrastructure (OCI) Visionモデルを使用して、機械学習(ML)や人工知能(AI)の専門知識なしで、画像認識およびテキスト認識をアプリケーションに組み込みます。

たとえば、OCIの事前トレーニング済Visionモデルを使用する場合、写真の中の車や顔などのオブジェクトを検出し、イメージにぼかしを入れて個人の身元を保護できます。

Oracle Analyticsは次のモデルをサポートします:
  • イメージ分類。
  • イメージの顔検出。
  • イメージのテキスト検出。
  • オブジェクト検出。

ノート:

Oracle Analyticsを使用したOCI顔検出では、画像当たり最大250の顔を識別できます。
  1. Oracle Analyticsホーム・ページで、「作成」をクリックし、「データ・フロー」をクリックします。
  2. 準備されたデータセットを選択し、「追加」をクリックします。
  3. 「データ・フロー・ステップ」ペインで、AIモデルの適用をダブルクリックし、使用するモデルを選択します。
  4. AIモデルの選択で、モデルをクリックしてから「OK」をクリックします
  5. 「モデルの適用」で、「パラメータ」を展開します。「入力列」リンクをクリックし、列を選択します。「入力タイプ」リストから、「入力列」のURLのタイプを選択します。
    • バケットごとにソース・イメージを参照する場合は、「入力列」「URL」を選択し、「入力タイプ」「バケット」を選択します。

    • ソース・イメージを個別に参照する場合は、「入力列」「ファイルの場所」を選択し、「入力タイプ」「イメージ」を選択します。
  6. 「出力」および「パラメータ」オプションを使用して、モデルを構成します(使用可能なオプションは、モデル・タイプによって異なります。オンスクリーン・ガイダンスを使用してください)。

  7. 「データ・フロー・ステップ」ペインで、「データの保存」をダブルクリックします。
  8. データセットの名前を入力し、データセットを保存する場所を選択します。
    たとえば、データセットを「駐車場分析結果」という名前にすることができます。
  9. 「保存」をクリックしてデータ・フローの名前を入力し、「OK」をクリックしてデータ・フローを保存します。
  10. 「データ・フローの実行」をクリックしてイメージを分析し、結果を新しいデータセットに出力します。
  11. Oracle Analyticsホーム・ページで、「データ」をクリックし、ステップ8で指定したデータセットを開きます。
    データセットを使用して、結果を分析します。「顔検出、オブジェクト検出、イメージ分類およびテキスト検出分析モデル用に生成された出力データ」を参照してください。
イメージが20,000未満の場合は、単一のデータ・フローで処理できます。イメージが20,000を超える場合は、個別のデータ・フローを作成して各バケットを処理し(つまり、バケットごとに個別のデータセットを使用し)、シーケンスを使用して複数のデータ・フローを順番に処理します。複数のデータ・フローを作成した後、Oracle Analyticsホーム・ページで、「作成」「シーケンス」の順にクリックします。

生成されたデータセットを見つけるには、Oracle Analyticsホーム・ページから、「データ」「データセット」の順に移動します。



生成された結果の詳細は、「顔検出、オブジェクト検出、イメージ分類およびテキスト検出分析モデル用に生成された出力データ」を参照してください。