グレイン保持とは

デフォルトでは、データセットのグレインは、最下位のグレインの表によって決まりますが、グレインの保持設定を使用して、データセットのグレインを決定する表を指定できます。

グレインを決定する表の指定を参照してください。

データセットの表でメジャーを作成できます。ただし、これによって1対多または多対多の関係のいずれかでメジャーが複製されます。このような場合、一方の側のカーディナリティの表を「グレインの保持」に設定して、そのレベルの詳細を維持できます。

たとえば、オーダー表とオーダー・アイテム表がある場合、これらをオーダーID列で結合して、これらを問い合せ、オーダー合計をオーダー・アイテムごとに複製します。これは、オーダー・アイテム表に下位のグレインがあるためです。
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図data_set_editor_grain_order_example_before.jpgの説明

ただし、結果を問い合せてオーダー表のレベルでデータを表示する場合は、データセット・エディタのデータ・ダイアグラムでオーダー表を「グレインの保持」に設定します。

ノート:

次の例では、オーダーごとに製品に複数の値があるため、製品ID列はNULLになります。オーダー・レベルのグレインを保持するために、値がNULLに設定されます。