スクリプトの構文と正確性の検証
記述したスクリプトの構文と正確性を検証するには、次の図に示すように、式エディタ・ツールバーのスクリプトの検証ボタンをクリックします。

バリデータは、Groovyスクリプト言語構文のルールに違反したスクリプト内の場所を強調表示し、検索して修正しやすくします。 たとえば、括弧の不一致や中カッコを捕捉できます。 また、組込み関数、グローバル関数またはオブジェクト関数の名前のスペルを誤っている場合や、フィールド名の入力が誤っている場合など、最も一般的な種類の誤字もチェックされます。 スクリプトが関数を呼び出すたびに、正しい数の引数のタイプを渡し、セキュリティ・ポリシーがその関数を使用できることを確認します。
次の図は、3つの誤字を含むスクリプトを検証した結果を示しています。 実際の関数名はcalculateDefaultDueDate()
であるため、2行目のcomputeDefaultDueDate()
関数名は正しくありません。 3行目で、ローカル変数defaultDueDate
のスペルがdefaultDoDate
と間違っています。 実際のフィールド名はDueDate_c
であるため、4行目で、setAttribute()
関数の最初の引数として渡されたフィールドの名前は正しくありません。 プラス記号(+
)演算子に関連する4番目の警告メッセージが表示されます。 defaultDoDate
が認識されないため、バリデータは、plus()
という名前の関数を持たないデフォルトの型Object
が必要であると想定します。 エラーまたは警告を含む行にすばやく移動するには、「メッセージ」パネルで該当する行をクリックします。 式エディタで問題を含む行と列にカーソルが自動的に移動します。
