適用可能な管理予算の決定方法

適用可能な管理予算に影響する設定

「管理予算フィルタ」の次の設定を使用して、コストの制御方法を指定します:

ノート:

プロジェクトの管理予算は、Oracle Fusion Project Managementでプロジェクト予算をベースライン設定すると自動的に作成されます。プロジェクト管理では、管理予算が使用され、予算残高が移入され、予算期間ステータスがオープンされます。

「管理予算フィルタ」を「元帳のみ」に設定すると、予算管理プロセスは、トランザクションで次の2つの属性を照合して、適用可能な管理予算を決定します:

「管理予算フィルタ」を「プロジェクト」または「元帳またはプロジェクト」に設定すると、予算管理プロセスは、トランザクションで次の属性を照合して、適用可能な管理予算を決定します:

次の例では、元帳別にコストを管理する場合に、トランザクションの元帳および予算日付によって適切な管理予算がどのように決定されるかを示します。

次の管理予算を想定します:

管理予算	元帳	開始期間	終了期間
オペレーション予算	Vision市	FY2015	FY2015
資本予算	Visionキャピタル	FY2015	FY2020
公園予算	Vision市	2015年3月	2015年10月

トランザクションが入力されると、次の表に示すように、管理予算が適用可能かどうかが予算管理エンジンによって決定されます:

トランザクション番号	元帳	予算日	オペレーション予算	資本予算	公園予算
101	任意の元帳値	2014年1月1日	いいえ	いいえ	いいえ
102	Vision市	19-JAN-2015	はい	いいえ	いいえ
103	Visionキャピタル	19-JAN-2015	いいえ	はい	いいえ
104	Vision市	04-MAR-2015	はい	いいえ	はい
105	Vision特別プロジェクト	任意の日付	いいえ	いいえ	いいえ

次の例では、プロジェクト別に管理している場合に、トランザクションの元帳、プロジェクト値および予算日付によって適切な管理予算がどのように決定されるかを示します。

プロジェクトで管理しているが、プロジェクト以外のコストも制御するとします。「管理予算フィルタ」を「元帳またはプロジェクト」に設定し、次の管理予算を入力しました:

管理予算	元帳	プロジェクト	落札
本社オフィス移動	Vision市	本社オフィス移動	プロジェクトに割り当てられた交付のいずれかまたはなし
道路	Vision市	道路	2016
オペレーション予算	Vision市	トランザクションの任意のプロジェクトまたはプロジェクトなし
市長オフィス予算	Vision市	トランザクションにプロジェクトがありません

この例では、本社オフィス移動および道路管理予算がプロジェクト管理によって作成されます。

トランザクションが入力されると、次の表に示すように、管理予算が適用可能かどうかが予算管理エンジンによって決定されます:

トランザクション番号	元帳	プロジェクト	落札	本社オフィス移動	道路	オペレーション予算	市長オフィス予算
201	Vision市	本社オフィス移動		はい	いいえ	はい	いいえ
202	Vision市	電話会社		いいえ	いいえ	はい	いいえ
203	Visionキャピタル	電話会社		いいえ	いいえ	いいえ	いいえ
204	Vision市			いいえ	いいえ	はい	はい
205	Vision市	道路	2016	いいえ	はい	はい	いいえ