外注加工工程の計画
制約付きおよび制約なしの供給プランニングでは、1つ以上の工程をサプライヤに外注して計画できます。 これらの工程は、社内で製造される品目の工順の一部です。
外注のサプライヤ工程は製品の製造の一部ですが、残りの工程は社内で処理されます。
制約付きおよび制約なしの供給プランニングの外注加工計算
制約付き供給プランニングのプランニング・プロセスでは、固定および変動リード・タイムに基づいて、外注加工工程の期間が計算されます。
固定リード・タイム+ (変動リード・タイム*リード・タイム・ロット・サイズ)
制約なしの供給プランニングのプランニング・プロセスでは、外注加工工程の期間は少し異なる方法で計算されます。
固定リード・タイム+ (変動リード・タイム*工程数量)
供給プランニングの外注加工計算に関する追加情報を次に示します。
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固定および変動リード・タイムは工程レベルの属性値です。
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リード・タイム・ロット・サイズは品目レベルの属性値です。 作業定義の後続の工程に歩留が定義されていない場合、リード・タイム・ロット・サイズは供給数量と同じになります。
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リード・タイム・ロット・サイズがゼロまたはNullの場合、工程期間は固定リード・タイムと同じになります。
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サプライヤ工程期間は、組織の製造カレンダに基づいています。
たとえば、ある工程の期間が7.5時間であり、組織の製造カレンダでは、土曜日と日曜日が非稼働日だとします。 金曜日の23:00から始まるサプライヤ工程は、月曜日の6:30に完了します。 月曜日の23:00から始まるサプライヤ工程は、火曜日の6:30に完了します。
外注加工工程を伴う作業オーダーのプランニング
次に、確定および未確定の作業オーダーに対する供給プランニングの動作について説明します。
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確定作業オーダー: 作業オーダー内の外注加工工程の工程開始日および工程終了日の収集値は確定として扱われます。
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未確定作業オーダー: 供給プランニング・プロセスで未確定作業オーダーを再スケジュールする必要がある場合は、次に基づいて工程が再スケジュールされます。
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制約付きプランの場合、プランニング・プロセスでは、工程レベルの固定および変動リード・タイム、およびリード・タイム・ロット・サイズに基づいて工程が再スケジュールされます。
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制約なしプランの場合、プランニング・プロセスでは、工程レベルの固定および変動リード・タイム、および工程数量に基づいて工程が再スケジュールされます。
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外注加工工程のプランニング・データ収集
プランニング・データ収集は、作業オーダーおよび作業定義に対して、次の外注加工工程属性を収集します。
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工程タイプ: 社内またはサプライヤ
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サプライヤ
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サプライヤ・サイト
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固定リード・タイム
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変動リード・タイム
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業務原価: 外注加工工程に関連付けられた外注加工品目の標準原価として、業務原価を収集する必要があります。
工程タイプが「社内」の場合、「サプライヤ」、「サプライヤ・サイト」、「固定リード・タイム」および「変動リード・タイム」の各属性は収集されません。
作業オーダー・レベルで工程属性を収集することが重要です。 Oracle Fusion Manufacturing Cloudの非標準作業オーダーには、以前に定義された外注加工工程を標準工程として含めることができます。 そのような工程は、特定の非標準作業オーダーのコンテキストでのみ存在し、品目作業定義の一部にはできません。