メンテナンス・ジョブ・ロール
Oracle Maintenanceには、次の2つの事前定義済ロールが用意されています:
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保守マネージャ
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メンテナンス技術者
Oracleでは、セキュリティ管理者がこれらの事前定義済ロールをユーザーに直接割り当てないことをお薦めします。 かわりに、事前定義済ロールのコピーを作成し、ユーザーが不要な権限を削除し、必要な権限のみを含むロールをユーザーに割り当てます。 そのため、企業が使用するロールの名前は、このリストの名前とは異なる場合があります。
保守マネージャ
組織の機材が保守および修理される部門の管理を担当するロール。 このロールは、機材に対する作業が適切なタイミングで行われること、作業オーダーが保守技術者により予定どおりに完了すること、および緊急修理が迅速に行われることについて責任を有します。
保守マネージャが行う必要がある主なタスクを、以下に示します。
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予定済保守作業オーダーに関する保守技術者とのコミュニケーション。
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予期せず発生する緊急作業オーダーへの対応。 保守技術者への注意喚起と状況の把握。
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保守作業オーダー完了のモニター。
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保守可能な資産の定義と、それら資産に関する保守方針の策定。
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保守作業定義や保守標準工程といった保守プログラムの確立。
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必要に応じた部品およびツールの調達の確保。
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作業オーダーの原価と履歴のレビュー。
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資産履歴のレビュー。
メンテナンス技術者
組織の機材の保守および修理を担当するロール。 このロールは、割り当てられた作業オーダーを、期限内に正しい順番で完了することについて責任を有します。
保守技術者が行う必要がある主なタスクを、以下に示します。
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ある週の予定済保守作業オーダーに関する保守マネージャとのコミュニケーション。
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当日にどの保守作業オーダーを実行する必要があるのかについての理解。
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保守作業オーダー情報、部品リスト情報、部品の入手可能性、作業オーダー履歴のレビュー。
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機材の修理と保守の実施。
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予期せず発生する緊急作業オーダーへの注視。
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保守作業オーダーの更新と完了。 作業実施に要した時間および資材の記録。
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保守作業に関するノートの記録。