集計スケジュールの概要
集計は、データを収集して複数の値を単一の値に統合するプロセスです。 たとえば、オーダー予測数量は、日次のタイム・バケットで送信および格納されます。 ただし、日次の値は、アクティブなスケジュールと表示される集計レベルに基づいて、週次、月次または期間集計で合計して表示できます。
アクティブなスケジュールは、「設定および保守」→「施設スケジュールの管理」タスクで定義します。 タイム・バケットの生成では、四半期タイプ、有効日(自)および有効日(至)が使用されます。 すべての日の期間には、有効日(自)と有効日(至)が含まれます。
表示される集計レベルでは、「オーダー予測およびコミットの管理」ページでのデータの表示方法が決定されます。 週ごとに集計をスケジュールするか、期間定義を使用できます。 デフォルトで、予測は週ごとに集計して表示されます。
表示される集計レベルは、例外の計算に使用されます。たとえば、表示される集計が「週および日」に設定されると、すべての例外が週次の数量を使用して計算されます。 例外は、表示される集計レベルがプランニング・サイクルの途中で変更されても再計算されません。たとえば、表示される集計レベルをプランニング・サイクルの途中に「週および日」から「期間および日」に変更した場合、集計が月単位で表示されても、すでに計算済の例外は週次レベルで表示されます。 このため、不正確な結果が表示される可能性があります。
集計スケジュールを使用して、次のことを決定します。
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コラボレーション・プランナやサプライヤに表示する際の予測の集計方法。
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例外の計算方法。
Oracle Supply Chain Collaborationを構成するには、サプライ・チェーン・アプリケーション管理者ロールが必要です。
デフォルトのアクティブなスケジュール
ユーザー定義のアクティブなスケジュールに加え、サプライ・チェーン・コラボレーション・デフォルトと呼ばれるシステム・スケジュールがあります。 サプライ・チェーン・コラボレーション・デフォルトは、有効日(自)と有効日(至)がNULLに設定された月次四半期タイプです。 これらの値は、デフォルト・スケジュールが常にアクティブで、終了しないことを示します。
タイム・バケットは、次の場合にサプライ・チェーン・コラボレーション・デフォルト・スケジュールを使用して生成されます。
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アクティブなスケジュールが選択されていません。
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アクティブなスケジュールは選択されていますが、有効日(自)と有効日(至)の範囲が失効しているため、アクティブでなくなっています。